【2022年】買ってよかったもの10個

プレゼンスタイルのYouTuberになるための必要機材【5万円以内】【マランツプロ MPM2000Uのマイクが良コスパ】

「プレゼンスタイルのYouTuber」というのは俺が勝手につけた名前なんだけど、モニターにスライドを映してしゃべるYouTuberのことだ。

俺も実際にこのスタイルでやってみたんだけど、非常にしっくりきたので継続している。

今回はそんなプレゼンスタイルのYouTuberに必要な機材を紹介する。

先に結論を言っておくと、必須の機材はこの2つ。

必要な機材の解説だけを知りたい人はここから読んでほしい。

タップできるもくじ

プレゼンスタイルYouTuberの歴史

おそらく、最古のプレゼンスタイルYouTuberは、もふもふ不動産のもふ社長。
(最初の動画投稿は2018/07/28)

これよりも古いプレゼンスタイルのYouTuberもたぶんいたと思うけど、後に有名人になってるのはもふ社長が最初だと思う。

短期間に爆発的な人気を得たのは、ガジェマガのトーマスさん。
(プレゼンスタイルでの最初の動画投稿は2019/10/21)

軽妙なプレゼン力とキリッとした関西弁で短期間にチャンネル登録者数が増えた。
その伸びはちょっと異常とも言えるほど。

どちらのYouTuberもモニターにスライド(PowerPointで作っていると思う)を写して、そのスライドに沿ってプレゼンしていくスタイル。

わかりやすくいえば、現代の紙芝居だ。

メモ
モニターにスライドを映す以外にも、ホワイトボードを使ってプレゼンをやってるYouTuberはたくさんいる。

代表的なのは、もちろん中田敦彦のYouTube大学。

モニターとホワイトボードは、視聴者の見やすさという点ではぶっちゃけ差がない。

ただ、YouTuberからするとホワイトボードは手書きで文字を書かないといけない上に、画像を貼ったり表を書くのも大変だから、PowerPointで作ったスライドをモニターに映す方が楽。

それにホワイトボードは面積が限られているけど、モニターはボタン一つで次のスライドに切り替えられるから、実質無限だ。

3つのメリット

プレゼンスタイルYouTuberをやるメリットは3つある。

編集が楽

まず、編集がカット編集のみでいいから非常に楽だというメリット。

スライドがあるから必要がない限りは字幕(テロップ)を入れる必要がないのも楽。

俺は過去に10個のYouTubeチャンネルに失敗してて、「テロップ入れの作業がめんどくさくておもしろくない」というのが失敗理由の一つだった。
プレゼンスタイルだと字幕を入れなくていいので助かる。

撮影技術が素人でもOK

撮影技術が素人でも大丈夫。
というのも、カメラは最初から最後まで固定するだけだから、素人でもできる。

おしゃれな画角や構図を考えて撮影する必要はない。

素人が下手に凝った動画を作ろうとしても失敗するからまずは失敗しにくいスタイルで始めるのがいい。

視聴者に伝わりやすい

視聴者に伝わりやすいというメリットも大きい。

常にスライドの文字や表が視聴者の理解の補助になるから、少しくらいトークがヘタクソでもわかりやすい。

YouTuber自身にもメリットがあって、スライドがそのまま巨大なカンペになるから「今、自分がプレゼンのどの位置にいるのか」が一目で分かるんだ。

俺は昔にやってたYouTubeチャンネルで、視聴者が見ることのない台本(カンペ)を時間をかけて作ってたんだけど、それはムダだった。
カンペはスライドにして視聴者に公開してしまえばよかったんだ。

視聴者とYouTuberが一緒にスライド(カンペ)を見るのが、プレゼンスタイルYouTuberの特徴。

ブログやTwitterなどの文章と写真のみのSNSに比べると、YouTubeのハードルが高いのは間違いない。

でも、プレゼンスタイルYouTuberなら、高いはずのYouTubeのハードルをかなり下げられるんだ。

必須の機材は2つ【モニターとマイク】

プレゼンスタイルYouTuberはモニターとマイクが必須の機材だ。

モニターはノングレアの27インチがおすすめ

モニターには大きく分けて2種類ある。

    • ①光沢液晶
  • ②ノングレア液晶


①光沢液晶は画面がキラキラしてて映像が美しく見える反面、部屋の蛍光灯や部屋の背景、自分の顔などの映り込みがひどい。

②ノングレア液晶は発色が地味で映像の美しさは劣るけど、映り込みが少ない。

メモ
ゲームをプレイしてたらロード中の暗い画面に自分のキモい顔が映り込むという事故が起こるのは、光沢液晶のモニターだからだ。

他にもiPhoneは光沢液晶だから光の映り込みがひどい。

背景の照明がひどく映り込んでしまうのが光沢液晶のデメリット。
ノングレア液晶はこの映り込みが少ない。

プレゼンスタイルYouTuberは映像を綺麗に見せることが目的ではないので、映り込みの少ないノングレア液晶一択だ。

ノングレア液晶なら、部屋の背景など余計なものが映り込む心配は少ない。

光沢液晶だと部屋の照明などが映り込んでしまって、スライドの文字が見えにくくなるおそれがある。

また、モニターの大きさは27インチがおすすめ。

27インチより小さいと、モニターの存在感が薄れてしまうから。


でも「ノングレア・27インチ」で絞っても、モニターは星の数ほどあって決めきれないと思う。
俺のおすすめは2つ。

一つはHPの安いモニターで、ノングレアで27インチだから問題ない。
(内臓スピーカーの音質は恐ろしくへぼいけど、プレゼンスタイルYouTuberにとっては画面が映ればスピーカーはどうでもいいからOK)

2つ目は、俺が現在プレゼンスタイルのYouTuberとして使ってるDELLのモニター。
これもノングレアで27インチだから映り込みもなくて問題ない。

スピーカーかもかなり音質がいいし、プレゼンスタイルYouTuberとしての撮影に使うだけでなく、普段使いにも最適。
俺は普段のブログ執筆もYouTube視聴も映画視聴も全てこのモニターを使ってる。不満がない。

さらにこのDellのモニターはVESAマウントに対応してるので、モニターアームを取り付けることも可能。

モニターにモニターアームを取り付けると、モニターの自由度が飛躍的に増す。

モニターにモニターアームを取り付けると……

こんなキテレツな形にすることも可能。

本来ならモニターは置いたら位置の微調整が効かないけど、モニターアームを取り付けると細かい位置の微調整が可能になる。

モニターアームは取り付けるのがやや大変だけど、プレゼンスタイルYouTuberは使って損はない。俺も使ってる。

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マイクは超重要

プレゼンスタイルYouTuberは、

映像よりも音質が大事。

現代人はみんな目が疲れてるけど、耳は元気。

だからYouTubeの映像を目で楽しむ人より、耳で聞く人、つまり「ながら聞き」をしてる視聴者が多い。

音質にはかなりこだわらないといけないんだけど、俺も音質には苦労した。

ある時点まで安物のピンマイクを使ってたんだけど、仮面をつけてしゃべっているせいか音がこもってしまって音質は悪かった。

ピンマイクはダメだということで、マランツプロのコンデンサーマイク(MPM2000U)を買ったんだけどこれが当たりだった。

マランツプロ MPM2000U レビュー

USBtype-Aで接続できるマイクで、マイクのプロからすると「USB接続のマイクなんて大した音質じゃない」と言われてるけど、俺は大満足。

仮面をつけている人特有のこもった声がだいぶ改善されたし、音質もクリアになった。

メモ
仮面じゃなくて素顔をさらしてプレゼンスタイルYouTuberをやる人にも、このマイクはおすすめ。

素顔でやるなら声がこもらないから、さらに音質はキレイになる。

マイクは少し高いものを買うべきだと痛感した。
といっても、マランツプロのコンデンサーマイク(MPM2000U)は1万円もしない。この安さでこの音質はすごい。

あると便利な機材

ここからは、必須ではないけどあると便利な機材を紹介する。

マイクアーム

マランツプロのコンデンサーマイク(MPM2000U)には、マイクアームは付属してない。

マランツプロ MPM2000U 付属品

これがマランツプロのマイクの付属品全て。

    • マイク本体(右)
    • USBケーブル(真ん中)
  • ショックマウント(左)

マランツプロ MPM2000U ケース

ちなみに、マランツプロのコンデンサーマイク(MPM2000U)は、高級そうなキャリーケースが付属する。
ぶっちゃけマイクを収納するのにこんなケースはいらないんだけど、遊び心なのか。

元から付属してるショックマウントだけではマイクの自由度が低すぎるので、モニターアームは別途購入しておくと便利。

モニターアームを使うとマイクの位置の自由度が飛躍的に上がる。

机にクランプさせると……
(指だけでOK。工具は不要)

マランツプロ MPM2000U マイクアーム

まっすぐ横に伸ばしたり、上に伸ばしたりもできる。
上に伸ばせば立ったまま音声を収録することも可能。

マランツプロ MPM2000U マイクアーム

マイクの向きも自由に変更可能。
プロの声優が収録で使うマイクっぽくなる。

Lightning-USB カメラアダプタ

撮影用のカメラは何を使ってもいいんだけど、iPhoneでいいと思う。

さっきも解説したように、プレゼンスタイルYouTuberは映像の綺麗さにはあんまりこだわらなくていい。

高価な一眼レフカメラなんか買う必要ないし、iPhoneなどのスマホで十分。

ただし、iPhoneはライトニング端子しかついてないから、iPhoneとマイクをつなぐための変換アダプタが必要。

マランツプロのコンデンサーマイク(MPM2000U)で説明する。

マランツプロのマイクに付属してたUSBケーブルを用意。

マランツプロのマイクに片方をつなぐ。

もう片方は、ライトニング変換アダプターにつなぐ。

変換アダプターをiPhoneにつなげばOK。
iPhoneは自動的にマイクを認識してくれるから、後はiPhoneで動画を撮るだけ。

MPM2000U マランツプロ iPhone 接続方法

マランツプロのマイクとiPhoneを接続した全体図。

USB接続できるタイプのマイクは音質のプロからはバカにされがちだけど、十分すぎる音質だから気にしなくていい。

三脚

iPhoneを固定するための三脚もあると便利。

俺はなんの変哲もないこの三脚を使ってる。
高さを自由自在に変えられるから便利。

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【まとめ】必須なのはモニターとマイク

プレゼンスタイルYouTuberになるには、モニターとマイクの2つが必須だ。

あれば便利なのは以下の3つ。

必須のモニターとマイクだけを買うにしても3〜4万円ほどでおさまる。

あれば便利な3つをまとめ買いしても、合計5万円程度だ。

YouTuberという新しい収入源を探している人には安い投資だと思う。

プレゼンスタイルYouTuberは、撮影技術が素人でもできる。
ぜひチャレンジしてみよう。

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