俺のブックオフ歴は長いです。
昔はブックオフで、Tポイントカードが使えたの知ってます?
大学1年の頃からせっせとブックオフに通い、貢いだ金額は20万円を超えちゃってるでしょうね。
そんなブックオフのヘビーユーザーである俺が、ブックオフ流のかしこい本の買い方を教えます。
小説、新書、漫画、ビジネス書、などいろいろな本に応用可能なテクニックです。
ブックオフで本を買うときのお役立ちテクニック集みたいな感じでご覧ください!
タップできるもくじ
①まずは100円コーナーに直行すべき
俺は、店に入ったらまず100円コーナーに直行します。
なぜ、100円コーナーを最初に見るべきかというとですね……。
100円がブックオフの最安値だからです。
100円コーナーは全ての本が100円(税込110円)ですが、それ以外のコーナーには高い本がたくさん入っています。
最安値である100円コーナーで欲しい本を見つけた場合、それ以上安い本を探す必要はありません。(ないですからね)
たとえば──
その後に、100円コーナーに行くと、なんとまったく同じ古本が100円で売ってるやん!
──ということがよくあります。
これだと二度手間になってしまうので、最初から100円コーナーを探索した方が効率がいいです。
まずは100円コーナーに直行し、欲しい本が100円で売っていればその本をキープしておく。
それから100円以外のコーナーを探索する。

この流れが効率よしです!
②100円コーナーを信用しすぎてはいけない
100円コーナー最高! 買いまくるわ!
──と盛り上がっている人は注意。
100円コーナーには、かなりの確率で100円じゃない本がまぎれこんでいます。
100円コーナーに通常置かれている本はこちら⬇︎⬇︎⬇︎。
110円の安っぽい値札が貼ってありますね。
そういえば、『百円の恋』という映画のパッケージに貼ってある値札もこんな感じですね。
(どうでもいい)
この「110円」と書かれた値札が貼ってあれば問題ないです。
レジに持っていけば、ちゃんと110円で買えます。
しかしですね……。
100円コーナーにもかかわらず、⬇︎⬇︎⬇︎のような本が置かれてあることが!
たまになんでしょ?
いいえ。たまにじゃないです。
けっこうな確率であります。
わりと頻繁にこれは起こるので、俺は100円コーナーを探索する時は必ず本の後ろについている値札を確認するクセがついてしまいました。
あなたもぜひ、100円コーナーを探索する時はこの点に気をつけてください。
100円コーナーから取ってきた本をレジまで持って行って、「450円です」とか言われても、
「100円じゃないんかい! じゃあ買いません」なんて言えない(だってそんなこと言ったらダサいもの)ので買ってしまうハメになります。
100円コーナーに100円以外の本をまぎれこませないように、気をつけてね(-ω-)ゝ
100円コーナーの狙い目は新潮文庫
100円コーナーで圧倒的に多いのは、新潮文庫です。
新潮文庫は歴史もあって信頼もあるので、迷ったら新潮文庫を買っておけば間違いないと思います。
同じ作品の翻訳がいろんな出版社から出ていることがよくありますが、「とりあえず新潮文庫を買おう」で問題ないと思います。

③ストッカーを開ける
ブックオフによく行っている人でも、意外と盲点になっているのが、ストッカー。
ストッカーとは、棚の下の引き出しのことです
実はこの引き出しの中には、たくさん本が入っているんです。

棚には入りきらない本がしまわれているので、「引き出し開けたら、欲しい本が隠されてた!」ってことが、けっこうあるんですよね。

公式によると勝手に開けてはいけない
ただし、この引き出し、客が勝手に開けてはいけない決まりになってます。
⬆︎⬆︎⬆︎のように、ブックオフ公式が「ダメ」と言っているので、引き出しの中身を確認したい場合は、店員さんに声をかけましょう。
まあ、でも……。
実際、勝手に引き出し開けても「即警報がビンビン鳴って、店員がすっ飛んでくる」なんてことはないです。
ちょっと引き出し開けて、中をのぞくくらいなら問題ないと思います。
ま、もちろん店舗にもよると思いますが
じゃあ、俺はふだんどうやっているかって?
俺は「誰にも迷惑をかけないルール違反なら、してもいい……よね?」という考えの持ち主です。
(´、ゝ`)ニヤリ
④投げ売り本も見逃すな
店舗によっては、⬇︎⬇︎⬇︎のように投げ売り本が売られていることがあります。
店の入り口に置かれていることが多いですね
投げ売り本とだけあって、状態の悪いぼろぼろの本が多いですが、ここで欲しい本が見つかるかもしれません。
まえに、ここで30円くらいの本が売っていたような気がするんですが、俺の記憶違いかな?
個人的にはあまり、この投げ売り本コーナーでいい本を見つけたことはありませんが、とにかく安いですから、見逃すのはもったいないです。
⑤全集を買うやつは上級者
全集ってみなさん知らない人もいるかもしれませんね。
全集とは、その作家の作品を集めた分厚い本のことです。
店舗によっては、この全集の品揃えがいいところもあります。
たぶん初心者がこのコーナー見ても、「いや古くさすぎだろ、買う気起こらんわ」
って思いがちですけど、よく見てみましょう。

こんな分厚い本が100円?!
そうなのです。
100円で全集を買えるのは、かなりコスパがいいのです。
全集はたくさん作品が詰まっているので、それを100円で買えてしまうのはお得ですよね。
荷物が重くなるので、一気に買うと帰りが大変なことになりますが、俺もたまにブックオフで全集を買います。
ただ、全集は古い本がほとんどなので、文章が古くて読みにくいことが多いです。
中には旧字体で書いてたりする全集もありますからね。
「其内池の上をさら/\と風が渡つて日が暮れかゝる。」みたいな文章が書かれてあっても、俺には読む気も起こらないので、全集を買う前に必ず立ち読みして、この点にだけは注意しましょう。
⑥岩波文庫はカバーがついている本をえらぼう
知的な雰囲気のする文庫本といえば?
岩波文庫!
岩波文庫は、大昔から日本を支えてきた「知識の不夜城」ですからね。
こんな本が100円で買えるのはすごいんですが、残念ながら岩波文庫が100円で売っていることは少ないです。
そもそも岩波文庫はそんなに売れる本じゃないので、古本市場に出回っている量が少ないんでしょうね。

100円の岩波文庫だったら思わず買ってしまいそうになるんですが、
ちょっと待ってほしい。
カバーがついていない岩波文庫は古すぎるので、買わないほうがいいです。
カバーのついていない岩波文庫って、かなり昔の古い本なんですよ。
昔の岩波文庫は新品でもカバーがついていなかったのです
カバーがついてないというだけで古い本だということが分かるので、つまり文章も古くて読みにくいことが予測できます。
俺はカバーなしの岩波文庫はめったに買わないですね。
買っても読みにくくて、最後まで読めないことが多いので。

もちろん、カバーつきの岩波文庫だからといって、読みやすいとは限らないので、中身はしっかり立ち読みして確認しましょう!
⑦話題本コーナーは買わない
ブックオフの目立つところには、話題本コーナーがあります。

トレンドの本が分かるのはいいんですが、この話題本コーナーに置いてある本はだいたい高いです。
同じ本が100円コーナーに置いてあることがよくあるので、話題本コーナーだからといって、すぐに買うのはおすすめできないかも。
俺は、話題本コーナーをチラッと見て、欲しい本があったら、100円コーナーに行って同じ本がないかどうか探します。
同じ本が100円コーナーに置いてあること、けっこう多いですよ
【まとめ】ブックオフ流の買い方=貧乏節約術?
ブックオフのかしこい買い方をいろいろ紹介してきました。
なんかあらためて見返すと、「お金のない奴のケチな節約術」みたいな感じになってしまいましたね……。
まあ、仕方ない。
実際、俺、貧乏ですから。
ちなみに、お金に余裕ができたら、ブックオフでやってみたいことがあります。
「この棚の本ぜんぶちょうだい」宣言をする!
いやー、これは夢ですね。
「ここは俺に任せて先に行け!」と並んで、言ってみたいセリフ上位にきます。
あの司馬遼太郎はトラックで古本屋に乗りこんで、手当たり次第に本を買って、トラックの荷台にどっさり積みこんで帰ったそうですが、俺もそんなことをやってみたいものです。
(読むとは言っていない)
自宅に大量に本がある場合は、自宅からでもブックオフに売れるのでおすすめです。
今回の記事は、ブックオフのヘビーユーザーである俺の愛とメソッドが詰まっているので、ブックオフに行く前にでも読み返していただければと思います。
では、ブックオフで楽しい時間を過ごしてきてください!
最後に、ブックオフで本を買うときの時短術を紹介します。
【ブックオフの時短術】
カゴに本を入れて買う時は、本の値札を上にしてレジに持っていきましょう。
こうすれば、店員がレジ打ちしやすくなります。
お互い時短になるので、まさにwin-win⭐️ pic.twitter.com/bMgQBoZUN0
— つづるん (@tsuzuru_N) March 18, 2020