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【インセンティブ150円の罠】クレジットカード勧誘バイトがつらすぎた件【体験談】

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こんにちは、タロンです。
 
 
 
クレジットカードの勧誘バイトというと、1,500円前後の高時給であることが多く、興味のある人も多いはず。
 
 
ですが、結論から言うと、

ほぼ飛び込み営業の仕事なので、メンタルが強くない人にはおすすめできません。

 
僕の2ヶ月のクレカ勧誘バイトの実体験をもとに、裏事情を書きました。
 
 

長文の記事なので、あなたの興味のあるところだけつまみ読みで、どうぞ。
 

タップできるもくじ

1.アプリから応募〜面接まで

プチジョブというバイトアプリから応募しました。
 

ちなみに、「簡単なカードPRのお仕事♪」などと求人案内には書かれており、「クレジットカード・勧誘」で検索してもヒットしないこともあります。
 
たぶん、クレジットカードの勧誘だと激務そうでイメージが悪いので、言い換えてるんでしょうね。

 
面接は1回だけでした。
最低限のコミュ力をチェックしているだけのようなので、学生でも受かるでしょう。
 
 
ノースキルでもぜんぜんOK。運転免許さえ不要です。
簡単な受け答えさえできれば大丈夫な感じでした。
 

2.インセンティブは1枚150円という罠

クレジットカードの勧誘バイトには、インセンティブという特殊ルールがあります。
 
 
つまり、クレジットカードを1枚お客様に発行してもらえれば、時給にプラスしてボーナスが支給されるということですね。
 
 
僕は、このインセンティブに期待してて、もし1枚発行ごとに1,000円くらいもらえると仮定すると、1時間に1枚お客様にクレカを発行してもらえれば、時給1,400円+ボーナス1,000円なので、日給に換算すると2万円くらい稼げるのではないかと踏んでいたのです。
 
 
しかし、実際に研修で伝えられたインセンティブの額は、

「1枚発行するごとに150円」という、超低単価のインセンティブ額でした。

 
まとめると、

  • 時給:1,400円
  • インセンティブ:1枚発行ごとに150円
  • 交通費:全額支給


「基本時給がそこそこ高めだからいいけど、必死の思いでお客様を捕まえてクレカを1枚発行して、たった150円のインセンティブではやる気でねーな」
 
 
━━と、すでに僕のやる気はしぼみかけていましたが、もし1日に20枚発行すれば、「150円×20=3,000円」のインセンティブ額となり、時給と合わせれば日給約1万5,000円というなかなか美味しい額になります。
 
 
しかしこの時、僕は甘くみていました。
 
 
初対面のお客様を捕まえて、クレカを発行してもらうことの大変さを。
 

3.え?ガソリンスタンドで働くんですか?

求人広告には、

「勤務地:サービスステーション」

━━と書かれていたので「ああ、イオンかなんかの施設内で働くのかな」と思っていましたが、これが完全にまちがいでした。
 
 
「サービスステーション」とは、「ガソリンスタンド」のことだったんです。
 

 
てっきり施設内の涼しい場所で勧誘できるかと思っていたのですが、まさかのガソスタ。
夏は暑いし、冬は寒いし、服がガソリン臭くなりそう……。
 

メモ
ちなみに、「ガソリンスタンド」という名前はガソリンを給油するだけだった頃の古い呼び名です。
 
今は給油以外にも、タイヤ点検・洗車・修理などいろいろサービスが増えているので、印象を変えるために「サービスステーション」という呼び名を普及させたいそうです。

 
勤務初日の集合場所がなぜかガソリンスタンドだったので、おかしいなとは思っていたんですが、まさかガソスタで働くことになるとは……。
 
 
とはいえ、いい経験になるかなと思ったので、そのまま勤務を続けました。
 

4.1枚発行するまでに、20人に断られる

僕には営業バイトの経験もあったので、なめてかかっていたのですが、

クレカ発行の勧誘は、かなりきつい。

 
僕は接客には自信がある方なので、営業スマイルをきちっと作って、
「ここにはよく給油に来られるんですか? クレカ作っておくと、現金で払わなくていいので楽ですよ!」というセールストークで近づいていったのですが、ほとんどの人に「あ、大丈夫っす……」と断られる始末。
 
 
連続20人くらいに「ア、ッス……ダイジョブッス……」と断られるので、まるで僕以外の人類全員がコミュ障になったようでした。
 
 
「ダイジョブッス」と言ってもらえるのはまだマシなほうで、完全なる無視の構えの人もいます。
 
自分の存在をスルーされるというのは、ナンパのプロであれば慣れているのかもしれませんが、僕にはかなりメンタル的にきつかったですね。

 
ほとんど、飛び込み営業のようなものなので、メンタル的にはしんどいです。
 

ちなみに、ガソスタに来るのは中高年層が多いです。
(車の所有率が低い若者はあまり来ない)

5.成績を伸ばせた3つのコツ


 
とはいえ、何日もやっているとコツがつかめてくるもので、1週間くらいすると1時間に1枚くらい、合計1日に8枚くらいは発行できるようになってきました。
 
 
そのガソスタの来客数にもよりますが、1日の成績はおおよそこんな感じで評価されます。

  • 0〜3枚:「仕事やる気あんの?」というお叱りメールがLINEで飛んでくるレベル
  • 4〜6枚:最低合格ライン
  • 7〜9枚:じゅうぶん合格ライン
  • 10枚以上:「よくやった!お前は俺が育てた!」と褒められるレベル

 
1日で3枚以下だとLINEでネチネチ言われるので、最低でも4枚以上は発行しないといけません。
 
 
1日4枚以上なら、2時間に1枚発行できれば達成可能なので、なんとかなるレベルではあります。
 
 
でも、雨の日だと極端に来客数が減るので、1日0枚の日もありますからね。
向こうは「そんなもん言い訳だ」の一点張りですが。
 
 
ではここで、僕がクレカ発行の成績を伸ばせた3つのコツを紹介しましょう。

①「クレジットカード」と言わずに「カード」と言う


 
まず、お客様とのファーストコンタクトの時に、「クレジットカード作りませんか?」と言うのをやめました。
 
 
多くの人にとってクレジットカードは、

  • 年会費がかかる
  • 作る時に職業や年収を聞かれるのがイヤ
  • 解約がめんどくさい


━━というネガティブなイメージを持っています。
 
 
なので、いきなり「クレジットカード」という単語を出してしまうと、その時点で断られる確率が上がります。
 
  
そこで、「クレジットカード作りませんか?」ではなく、「カード作りませんか?」と勧誘するのです。
 

「カード」と言われると、なんとなく「無料のポイントカードかな?」と錯覚させられるので、成功率が上がります。

 
ちなみに、クレカの発行には会社から支給されたiPadを使います。
 
 
そのiPadに、お客様の名前・生年月日・勤務している会社規模・年収などを入力していくので、このタイミングでポイントカードの発行ではなく、クレジットカードの発行ということはバレます。
 
 
ですが、ここまで話が進んでしまうと、今さら「やっぱ作るのやめます」とは言い出しづらいのが人の心理というもの。
 
 
最初はポイントカードを作るつもりだったのに、いつの間にかクレジットカードを作ることになっているという、Mr.マリックもびっくりの手品ができるわけです。
 

人を騙してるようで心が痛むのですが、まあ営業は多かれ少なかれ人を騙さないとやっていけません。

 

②成功率が高いのは夕方


 
朝のガソスタには、通勤途中に給油しに来る会社員が多くなりますので、なかなかゆっくり話を聞いてくれません。
 
 
実際には、iPadで申請するだけで紙の書類も一切不要なので、ものの5分くらいで発行申請が可能なのですが、朝の会社員は5分も時間をとってくれません。
 
 
ですが、夕方になると、疲れた会社員たちが帰ってきます。
 

会社員たちは仕事終わりの夕方になると、疲れて判断能力が低下しています。

 
「カード?なんかよくわからんけど、年会費無料なら作っとくか」と、かんたんに作ってくれるお客様も多くなります。
 
 
なので、朝よりも夕方になると気合を入れて、お客様に声をかけてましたね。
 
 
独裁者ヒトラーも、わざと夕方の時間に人を集めて演説していたそうですが、人を動かすにはみんなの判断能力が低下した夕方がいいのでしょう。
 

③あえて給油中に声をかける

これまた人の心理を悪用するコツなのですが、

あえて給油中に声をかけるのが効果的です。

 
ガソリンを入れるのって30秒〜1分くらい時間がかかりますよね。
 
 
その間、給油ホースをずっと手に持って支えていないといけません。
 
 
あえてそのタイミングで声をかけると、給油中なので体の向きを変えることもできないし、その場を離れることもできません。
 
 
結果的にこちらの話を聞かざるを得ない状況になるのです。
 

給油中は動けないので、このタイミングで声をかけるのが効果的。


 
給油を終えてしまったタイミングで声をかけてしまうと、車でさっと逃げられてしまいます。
 
 
営業トークは、その人が話を聞かざるを得ないタイミングで話すのが最も効果的ですね。
 

6.わずか2ヶ月で辞めた理由

と、なかなか勧誘のコツもつかめてきたことで、成績も上がってはいたのですが、結局2ヶ月くらいで辞めてしまいました。
  
 
辞めた理由は、

1枚150円というインセンティブが割に合わない。

━━これに尽きます。
 
 
クレカ1枚発行するまでに、10〜20人くらいに断られる(あるいは無視される)のは当たり前です。
 
 
そこまでメンタルを削られてようやく獲得した1枚のインセンティブが、たったの150円では安すぎます。
 
 
10枚獲得しようとすると、下手すると100人くらいに断られますが、それでもたったの1,500円のインセンティブですからね。
安すぎニッポン。
 
 
それなら、誰にも勧誘せずにぼーっと突っ立ったままで時給1,400円をもらったほうが割に合います。
(成績0枚の場合、担当者から怒られますが、別に殺されるわけではないので無視しとけばいい)
 
 
とはいえ、いくらお金がもらえるからとはいえ突っ立ったままで8時間過ごすなんて、ムリです。ヒマすぎて。
 
 
ところで、A8netでクレジットカードのプログラムを検索してみると、こんな案件がヒットしました。
 

 

ENEOSカード


 
ENEOSのクレジットカードですが、この案件ならインターネット上で誰か一人がENEOSのクレカを発行してくれたら、1枚ごとに成果報酬が477円も獲得できます。
 

つまり、ENEOSのクレカのレビュー記事を書いて、インターネット上に放置しておけば、そのうち記事を見た誰かがクレカを発行してくれますから、寝てても成果報酬477円がチャリンチャリンと入ってくるわけです。

 
どう考えても、インターネットで戦ったほうがよくないですか?
 
 
リアルに人と会って営業して、クレカを発行させるのは効率が悪すぎます。
 
 
それよりも、クレカを作る目的で来ているユーザーをインターネット上で捕まえて、アフィリエイトで報酬を得る方がずっと楽ですし、今の時代にも合っています。
 
 
やっぱ、インターネット最強です。
 

 

 

 
辞めた理由として、もう一つあるのは、

半強制的にガソスタの業務をやらされたからです。

 
僕はあくまでクレジットカードの勧誘員としてガソスタに立つわけですが、お客様から見ると僕もガソスタの店員と同じ制服を着ているので、同じように扱われます。
 
 
なので、

  • 「タイヤの空気圧を測って」
  • 「スペアタイヤはどれを選べばいいの?」
  • 「洗車のやりかた教えて」


━━など、クレカの勧誘に関係ないこともばんばん頼まれるので、それがめんどくさくなったということもあります。
 
そもそも車に興味ないし、そんな研修受けてませんからね。

 
研修の時には、「クレジットカードの勧誘するだけで、他のことはしなくていいよ」と言われていたのですが、現場ではそうはいかないのです。
 
 
ただ一度だけ、洗車に来た高級車(たぶんフェラーリ?)をドライバーの人に代わってちょっと運転させてもらったのはいい経験でした。
(高級車に乗ったのは初めてですが、ちょっとアクセル踏むだけで半端なく加速しますね)
 
 
とはいえ、車にもガソスタの仕事にも興味がなかったので、辞めました。
 

【まとめ】おすすめはできない

クレカ勧誘のバイトは、ほとんど飛び込み営業と同じなので、メンタルへのダメージが大きいです。
 
 
バイトとはいえ、成果が数字であらわれるというバリバリの営業の世界なので、メンタルが不安な人は辞めておくのが吉です。
 
 
とはいえ、営業トークの練習はブログ記事でセールスライティングを書く時にも役に立つので、ブログやアフィリエイトで稼ぎたい人はやってみるといいですよ。
 

たかがバイトなんですから、イヤになれば即逃げればいいですし。

 
 
以上! タロン(@shin_taron)でした。   最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
 
 

参考文献

どんな本?
メルカリ創業者の山田進太郎さんが、サンフランシスコで飲食店を起業した時に、こんなことを考えていたエピソードが本書で紹介されています。
 

「お店で接客できるのは1日にせいぜい100人から200人ぐらいだが、自分で運営しているサイトにはすでに100万人以上のユーザーがついている。
お店での100人か、インターネットの向こうにいる100万人か、どっちを選ぶか?」

 
これをきっかけに、彼は店舗の接客からインターネットの世界に移ったそうです。
 
クレカの勧誘もこれと同じで、「ガソスタに来る一日数百人の客よりも、インターネットに来る数億人というユーザー相手に商売した方がいいよね」って話です。


 

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