【2021年】買ってよかったもの10個

賃貸契約書にサインした後にキャンセルしたら炎上案件になった【大迷惑】

実家から東京に上京するためにワンルームの部屋を探していたんだけど、

賃貸契約書にハンコを押した後にキャンセルしたので、大炎上してしまった。

ただし、結論から言うとこうなった。

  • 違約金などはなく、無料で解約(キャンセル)できた。

  • 軽い気持ちでハンコを押してはいけない。

  • 関係者に多大な迷惑をかけてしまったので、今回の俺のケースは反面教師にすべき。

今回は、炎上してしまった理由を、不動産業者との実際のメールのやりとりをさらしながら解説する。


これからお部屋を探す人には、「軽い気持ちで賃貸契約書にハンコを押すな」と俺は何度も言いたい。

タップできるもくじ

契約前

東京で家賃3万円のワンルームを見つける

東京で一人暮らしするにあたって、家賃は最低まで安く抑えたかった。

家賃は一人暮らしの最大の固定費であり、収入が低いくせに家賃が高い部屋に住むと破産まっしぐらだからだ。

安い部屋をいろいろ探した結果、この部屋に行き着いた。

6帖のワンルームながら、駅近で家賃5万円。

東京23区の一つである葛飾区にある部屋で、家賃5万円は十分安いとその時は思ったのでこの部屋に決めた。

オンライン内見で部屋を見学

当時の俺は地方に住んでいて、部屋を内見するだけのために東京に行くのはめんどくさすぎたので、

オンライン内見で部屋を見学することにした。

オンライン内見なら地方にいながら部屋を見学することができるから、わざわざ部屋の内見のために東京に行く必要はない。

Zoomを使って不動産仲介業者にオンライン内見をやってもらった。
冷蔵庫の中や、壁の汚れなど、けっこう細かいところまで見せてくれる。

もちろん、オンライン内見よりも実際に内見に行った方がいいのは間違いない。

でも、狭いワンルームならオンライン内見でも十分だと感じた。

この部屋に決めた!

俺は東京のこの部屋に住むことにした。

審査にも通過

部屋に入居するにあたっては、審査が必要になる。

かんたんに言うと、

  • ちゃんと家賃が払えるくらいの収入あるの?

  • ちゃんと仕事してる? 無職じゃない?

  • 今までクレジットカードの支払いが延滞したりして、信用情報に傷がついてない?

━━などを調べられるのが、入居前の審査。

俺はその時はまだ無職だったけど、

  • 来月から入社する予定の会社の「採用内定通知書」のコピーを提出。

  • 緊急連絡先として、実家の両親の住所と電話番号を提出。

  • その他、運転免許証などの身分証明書を提出。

━━これらを提出するだけで審査に通過した。

完全に無職orフリーターの場合でも、家賃の安い部屋なら審査に通る可能性は高い。

オンライン重説でハンコを押してしまう

コロナ禍以降の不動産仲介業者は、オンライン内見ができるだけでなく、契約もオンラインでできる。

オンラインで賃貸契約を結ぶことは、「IT重説(重要事項説明)」とも呼ばれる。

つまり、「内見から賃貸契約」のすべてがオンラインでできるようになったということ。


地方から上京する人にとっては、不動産業界がオンライン化することで本当に便利になった。


コロナ前はわざわざ不動産仲介業者の店にまで行く必要があったので、クソめんどくさかった。

不動産屋に「IT重説で契約したいです」とお願いすると、賃貸契約に必要な書類一式が郵送されてくる。

俺の実家に郵送されてきた書類。
  • 重要事項説明書

  • 賃貸借契約書

  • ハザードマップ

━━などが郵送されてきた。

あとは、この書類に従って、LINEのビデオ通話で不動産業者(宅建の資格を持ってる人)と契約書の読み合わせを行い、契約をする。

実際にオンラインで賃貸契約を結んでいる様子。

俺はなんのためらいもなく、契約書にハンコを押してしまったので、部屋を借りる契約がこの段階で成立してしまった。

しかしこの後、とんでもないことが起こる。

契約後

もっといい条件の部屋を見つけてしまう

部屋が決まって安心していた俺なんだけど、なんとなく他の物件を調べていると、最高にいい条件の部屋が見つかってしまった。

なんと家賃3万円。

ワンルームで部屋は狭いけど、東京23区内にあり、駅近、オートロックつき、鉄筋鉄骨コンクリート造りというかなりいい条件の部屋なのに家賃3万円というチート級の部屋を見つけてしまった。

あれほど調べに調べて決めた部屋を契約した直後に、もっといい条件の部屋が見つかるという運の悪さはさておき、なんとかこの部屋に住みたい。

  • すでに契約した部屋:家賃5万円

  • 新しく見つけてしまった部屋:家賃3万円


    ➡︎これはもう、契約をキャンセルして、新しく見つけた部屋に乗り換えるしかない!

━━ということで、すでに契約してしまった賃貸契約を解除できないかどうか、調べはじめた。

契約書に署名・捺印してしまうとキャンセルはむずかしい

一般的な売買契約の場合は、クーリングオフをすることで消費者から一方的に契約を解除することができる。

しかし、

賃貸契約は、クーリングオフが適用されない。

なので、賃貸契約書にハンコを押してしまうと、賃貸契約を無料でキャンセルすることはできなくなるんだ。

分かりやすく時系列にしてみよう。

「部屋の問い合わせ〜重要事項説明」までは、無料でキャンセルが可能。


重要事項説明まではハンコを押してないので賃貸契約は成立しておらず、「やっぱやめます」の一言で問題なく無料でキャンセルできる。


キャンセルするのに特別な理由も必要ない。

不動産業者によっては、重要事項説明の段階で「キャンセルはできません」と言ってくる場合がある。

でも、「いや、まだハンコを押してないんだから、契約は成立してませんよね?」と強気に出れば問題なくキャンセルできるはず。

問題なのは、賃貸契約でハンコを押してしまった俺の場合。

すでに賃貸契約が成立してしまっており、もはや無料でキャンセルすることはできないので、「いったん結んだ契約を解除する」ということになる。

実質的には、部屋に入居しないまま退去するという流れになるので、

  • 礼金
  • 鍵交換代
  • 清掃費
  • 仲介手数料

━━などの初期費用は返金されない可能性が高いので、こっちの丸損になる。

しかも、契約の中に「1年以内に退去する場合は家賃の1ヶ月分の違約金を支払う」など、短期解約に関するルールのある部屋なら、その違約金を支払う必要もある。

軽い気持ちでハンコを押してしまうと、非常にめんどくさいことになるし、金銭的に大損する。

今回の件で痛感したけど、ハンコは気軽にポンポン押せるわりには、後から取り消しの効かない重要な意思表示になってしまう。


男に二言はないのと同じで、ハンコに二言はない。やかましいわ

不安なら重要事項説明までにキャンセルするべし(ハンコは押すな)

部屋を借りるときは、いつまでなら無料でキャンセルできるんだろう?

これは絶対に覚えておいてほしいんだけど、

重要事項説明(重説)までなら無料でキャンセルできる

俺みたいに賃貸契約書にハンコを押してしまってからキャンセルしようとすると、非常に不利な立場になってしまう。

しかし、不動産屋はこのカラクリをよく知ってるから、ずる賢い戦略を使ってくる。

不動産屋は、重要事項説明と賃貸契約をセットにすることで、重要事項説明をした後にすかさず契約書にハンコを押させようとしてくる。

部屋についての重要事項説明が終わると、さも当然のように「ではこの契約書にハンコを……」と言ってくるんだけど、不安ならちょっと待ったほうがいい。

契約書にハンコを押すのは、まさに「ポイント・オブ・ノー・リターン(引き返し不能点)」だからだ。

この部屋、ちょっと不安な点があるなあ…

もっといい部屋が見つかるかもしれないなあ…

━━と少しでも思うのなら、ハンコは押してはいけない。

重要事項説明が終わって、不動産屋の人からハンコを押すように求められても、

ちょっと不安な点があるので、まだハンコは押せません。

━━と言って拒否しよう。

不動産屋からすると、客にハンコさえ押させれば金になる客が確定するわけだから、できるだけハンコを押させようとしてくるだろうけど、断固拒否しよう。


重要事項説明を受けたからといって、すぐに契約書にハンコを押す必要はない。

ハンコ押しちゃったけど無料でキャンセルできた(運がよかった)

ここからは、俺が実際に不動産屋と交わしたメッセージをさらしていこう。

結論から言うと、

俺は運良く、ハンコを押した後なのに無料でキャンセルできた。
(ただし、炎上したし、関係各所にすごく迷惑をかけてしまった)

不動産屋ブチギレ

まず、俺が契約をキャンセルしたいと伝えた時のメッセージがこれ。

謝るのはタダなので、かなり念を入れた文章で契約をキャンセルしたいと伝えた。

すると、1分後に「電話したい」との即レスが。

電話はこんな感じの会話だった。

えっと、契約書にハンコを押された後でキャンセルはできないんですよ…

申し訳ありませんが、そこをなんとか…

一応、管理会社様に確認をしますが、無理だった場合はそのまま入居されますか?

いいえ。入居はしませんので、よろしくお願いします。

なんとしても入居させたい圧が強かったけど、「入居はしない」ということだけは力強く伝えたつもり。


電話を切った後、15分後に来たのがこれ。

即答はできず、管理会社に確認する必要があるので、何日間か回答を待ってほしいと返信が来た。

手に負えない案件は上司にエスカレーションするという100点満点の対応だと思う。俺も手本にしたい。

ただ、追い討ちをかけるようで申し訳ないけど、ダメ押しのメッセージをしておくことにした。

実は、オンラインで重要事項説明を受けた時、不動産屋の不手際で必要な書類が足りていなかった。

「重要事項説明の際、必要な書類が足りていなかった。
したがって、俺は不完全な情報で契約書にハンコを押すことになったため、契約は無効である」

━━ダメ元でこんな主張をしてみた。

この主張が法的に有効なのかはまったく不明で、人によっては屁理屈と思われそうだけど、「なんか謎理論を持ち出してくるめんどくさい奴」という印象を与えておいたほうがこっちに有利になることが多い。

数日後、返信が来た。

「貸主様、管理会社様の方に機会損失、多大なご迷惑をおかけしております」

━━という文章からは、不動産屋静かにブチギレているイメージが思い浮かぶ。

「キャンセルに件に関しては受け付けていただける可能性はあるとは思いますが、鍵渡し前日のキャンセルと昨今でもない事例ですので、鍵交換などもしてしまっているので、鍵交換代などのご請求がお客様へある可能性がございます」

━━ブチギレると文章が長くなるらしく、パッと読んだだけでは意図が伝わらない謎の日本語になってしまっている。

たぶん、キーボードをいつもの数倍強く叩きながら打った文章なんだろう。

本当に申し訳なかった。



さらに数日後、こんな返信が来た。

かんたんにまとめると、こうだ。

  • 不動産屋からの請求はない。

  • 管理会社からの請求もない。

  • ただし、ハンコを押した契約書類一式は絶対に捨てずに返送してね。

急なキャンセルのせいで、関係各所が怒りまくっていたんだろうけど、結果的には俺への請求は1円もなかった。

「契約金のお支払いなどのご返金対応は管理会社様へのお問い合わせお願いいたします」

━━という文章は、たぶん俺が審査前に「一時金」として振り込んだお金のことを言っている。

不動産会社によっては、審査のときに「一時金」を仮に振り込むことがある。


このお金のことを「手付金」と呼ぶ不動産会社もあって、表記揺れがあるんだけど、要は本当に入居する意思があるかどうかの確認のために振り込むお金のことだ。


この一時金はすでに管理会社の口座に入金していたので、返ってこなくても仕方ないと思ってたんだけど、俺の口座にそっくりそのまま返金されていた。

一時金は全額返ってきた。
なので、結果的に俺が支払ったお金はゼロ。


結果的に、賃貸契約書にハンコを押した後でも、無料でキャンセルできた。

教訓:ハンコは軽い気持ちで押すな

後に残ったのは罪悪感だけで、後味はすこぶる悪いんだけど、あくまで俺の視点だけから見れば無料でキャンセルできたんだから結果オーライではある。

俺の場合は、契約書にハンコを押した後でも無料でキャンセルできた。

ただし、これはたぶんものすごく運がよかっただけで、不動産会社・管理会社・オーナーには多大な迷惑をかけてしまったので、よくない事例だ。

たぶん、俺がキャンセルしたのが家賃5万円の安いワンルームだったから、向こうもそれほど強硬な態度に出なかったという理由もあると思う。


これが10万円以上の高い家賃の部屋だったら、こうはすんなりキャンセルできなかったかもしれない。

これから部屋を借りるあなたには、

少しでも不安があるなら、賃貸契約書にハンコを押さない。

━━これを絶対に忘れないでほしい。


ハンコは軽い気持ちで押しちゃいがちなんだけど、ハンコは想像以上に重大で取り返しのつかない意思表明になってしまう。


ていうか、今回の一件で俺の名前は不動産業界のブラックリストに入れられてしまっている可能性もあるし、少なくとも今回と同じ不動産屋で部屋を借りることはもうできない気がする。

賃貸契約でハンコを押してしまうと後戻りはできないということを、以下のタイムラインでもう一度確認してみよう。

賃貸契約書にハンコを押すのは、まさに「ポイント・オブ・ノー・リターン(引き返し不能点)なので、注意するべし。

今回の炎上案件は、ぜひとも反面教師にしてほしい。

今回の炎上案件に巻き込んでしまった関係各所のみなさま、本当に申し訳ありませんでした。

気に入ったらシェア
タップできるもくじ