【2020年】買って後悔したもの10個

【作成中】上野千鶴子おすすめ本ランキング

上野千鶴子おすすめ本ランキング

 

〈おんな〉の思想 私たちは、あなたを忘れない

 
フェミニズムの古典の読書案内です。
 
 
紹介されている本は以下の通りです。▼
 

・森崎和江『第三の性

 

・石牟礼道子『苦海浄土

 

・田中美津『いのちの女たちへ

 

・冨岡多恵子『藤の衣に麻の衾

 

・水田宗子『物語と反物語の風景

 

・ミシェル・フーコー『性の歴史Ⅰ 知への意志

 

・エドワード・W・サイード『オリエンタリズム

 

・イヴ・K・セジウィック『男同士の絆

 

・ジョーン・W・スコット『ジェンダーと歴史学

 

・ガヤトリ・C・スピヴァク『サバルタンは語ることができるか

 

・ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル

 
それぞれの読書案内が非常に濃密で、これぞ学者のすべき仕事だなと感じました。
 
 
「まずはフェミニズムの古典を読みたい」という人は、間違いなくおすすめの本です。
学者がおすすめしている古典は読んでおいたほうがいいですからね。
 
 
個人的には、エドワード・W・サイードの『オリエンタリズム』だけ読んだことがあったのですが、「え、この本、別にフェミニズムじゃないだろ」と思っていました。
 
 
ですが、言われてみると確かに『オリエンタリズム』で書かれていた、西洋が日本を見る、ある種見下した視線というのは、まさに男性が女性に向ける視線と同じなのです。
 
 
同じ本でも違う学者が見ると、全く違ったように読めるという好例ですね。
 

女たちのサバイバル作戦

 

女ぎらい ニッポンのミソジニー

 
ミソジニー(女性嫌悪)のまま続いてきた日本社会の構造分析を展開している本です。
 
 
ミソジニーは当然、小説にも及んでいて、よく「男性が小説で描く女性は都合が良すぎる」「女が描けていない」などと批判されます。
(村上春樹の小説がよくこの文脈で批判されます)
 
 
とはいえ、男性の書いた小説を、「女が描けていない。失格。書き直せ」とするだけでは、実りがありません。
 
 
そこで、上野千鶴子は発想を転換します。このように。
 

男の作品を「女についてのテキスト」ではなく「男の性幻想についてのテキスト」として読めば学ぶことがたくさんある。

 

つまり、「男はどんな性幻想を抱いているのか?」「なぜ、男はこんな都合のいい女性をフィクションの中に作り出してしまうのか?」と考えれば、女性から見ると気に食わない男性の小説も、きちんと研究の対象になるのです。
 
 
最近、よく「女性を性的に見ている」という批判がよくありますよね。
 
 
たとえば、『宇崎ちゃんは遊びたい!』の献血ポスターが、「胸を強調しすぎている。環境型セクハラではないか」として炎上してましたが、これも撤去して「はい、終わり」ではなく、なぜこんなポスターを作ってしまったのか? なぜ男はこのポスターに受けるのか? と、男の性幻想について考えるチャンスでもあるわけです。
 
 
まあ、このポスターは公共の場所に貼られていたそうなので、即座に撤去するのは間違いではなかったと思いますが。
 


 
 


 

対談集

セクシュアリティをことばにする

しがらみを捨ててこれからを楽しむ 人生のやめどき

 
高齢者のお二方による、対談本です。
 
 
「いい嫁は社会の敵」という考え方があって、
 

真面目で責任感の強い嫁が、家父長制を再生産します。
ボケた夫や嫁ぎ先の両親を自宅で介護して、あの世に送り届けなければ死ねませんでしたから。良い嫁は社会の足を引っ張る。

 
──とのことです。
 
 
まあ、女性が結婚したとしても、夫の両親を介護しなければならない義務はないので、見捨てちゃっていいと僕は思いますけどね。
 
 
好きで介護するならいいですが、いやいや介護させられている女性は搾取されているのかもしれません。
 

上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

 
タイトル通り、フェミニズムについて0から学べる本です。
フェミニズムの入門本としておすすめ。
 
 
個人的に、なるほどと思ったのは、

The personal is political
個人的な事は政治的なこと

 
──というフェミニズムのスローガンです。
 
 
夫とうまくいかない、親とうまくいかないのは自分が悪いんだ。女性達はそう思って悩んできた。
 
 
しかい、いったんそれを口にしてみたら他の女性にも共通する「あるある」だらけだった。
 
 
それはつまり、自分だけの問題ではない。つまり、実は個人の問題ではなく、政治の問題であり社会の問題だった。ということです。
 
 
女性の愚痴というとネガティヴなイメージがありますが、愚痴を言うことによって、「自分の個人的な問題が実は社会の問題だった」ことに気づけるのですから、愚痴もバカにできませんね。
 

セクシュアリティをことばにする

現代でも、性は語りにくいテーマです。
 
 
性を語るボキャブラリーがそもそも少ないし、反射的に嫌悪感を感じるほど、性を語る言葉はタブーだと意識されているからです。
 
 
「下ネタ」を振られた女性は「ちょっと、何言ってるんですか〜」みたいに軽く受け流すのがお作法みたいになっているから、そもそも性の話題について深く考察するという習慣がないのかもしれません。
 

「語りにくいセクシュアリティを言葉にする」
 
──そんなコンセプトで、語りにくい性のテーマに、語りやすい言葉を与えてくれるのが本書です。
 

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