【2020年】買って後悔したもの10個

【書評】『完全自殺マニュアル』|死にたいあなたを応援する


 

 
少し不吉なタイトルですが、これは現代にこそ読まないといけない本です。
 
 
この先、AIによって人間のやるべき仕事は間違いなく減っていくでしょう。
 
 
仕事が少なくなって時間が余るようになれば、人は考え事にふけるようになります。
 
 
突き詰めて考えていくと、人間一人一人の人生なんて、無意味です。
 

人間一人の命は地球よりも重い。

 
━━という言葉がありますが、これは明らかにまちがっていると僕は思います。
 
 
どんな人でも「70億分の1」という、途方もなく小さな存在でしかない。
 
 

生きたけりゃ勝手に生きればいいし、死にたければ勝手に死ねばいい。生きるなんて、たぶんその程度のものだ。「生きるなんてどうせくだらない」。

 
━━『完全自殺マニュアル』の著者は、「あとがき」でこう書いています。
 

この先、AIのおかげで人の働く時間は減っていき、考え事をする時間が増えていく時代にあって、「自殺」は大きなテーマになると思います。
 
僕は、個人の最大の自由権として「安楽死」は、許されるべきだと思っているのですが、まあ実際はムズカシイですよね。
 
 

 

 

 
 
さて、『完全自殺マニュアル』の内容についてですが、「マニュアル」の名にふさわしく、自殺方法が客観的に網羅されています。(著者の感情はあまり感じられない)
 
 
紹介されている自殺方法は以下の通りです。▼

・クスリ
・首吊り
・飛び降り
・手首・頸動脈切り
・飛び込み
・ガス中毒
・感電
・入水
・焼身
・凍死
・その他の手段

 

 
結論から言って、

やはり「首吊り」が痛みを感じず、確実な自殺方法のようですね。
 

 
長年にわたって、日本の自殺方法の中でトップを占める死に方ですし、「自殺=首吊り」という第一印象もあります。
 

首吊り以上に安楽で確実で、そして手軽に自殺できる手段はない。
 
人類が考え出した芸術品といってもいい。
 
年間に1万人もの人が首吊りで死に、既遂率ほぼ100%という実績から見ても、やはり首吊りは自殺手段の王者だ。

 
━━著者は、こう書いています。
 

首吊りは、芸術品かあ……
 
他の自殺方法についても、びっくりするくらい詳細に自殺方法が書かれています。
(「飛び降り自殺」が女性に多いのは初耳でしたし、痛そうに思える「感電死」が意外と楽に逝ける自殺方法だということも驚きでした)
 
読者さんへ注意
ただし、『完全自殺マニュアル』は、1993年に発売された本なので、さすがに情報が古くなっていると思われます。
 
特に、「クスリ」の章は、今は薬事法なども改正されているので、かなり現在の状況とは違っていそうな気がします。
 
 
僕は、かなり身構えてこの『完全自殺マニュアル』を読んだのですが、かなり拍子抜けでした。
 
なんだ、人間ってこんなに簡単に死ねるんだな
 
━━と思ってしまいました。
 
 
やはり、著者の言うように、

生きたけりゃ勝手に生きればいいし、死にたければ勝手に死ねばいい。生きるなんて、たぶんその程度のものだ。「生きるなんてどうせくだらない」。

 
━━という、達観した気持ちでダラダラ生きていくのがいいんじゃないですかね。
 
 
キリスト教やイスラム教では、「自殺=悪」ですが、幸か不幸か無宗教の日本人にとっては、自殺は善でも悪でもないのです。
 
 
もちろん、生きることも善でも悪でもありません。
 
 
生きるも死ぬも、あなたの好きなようにすればいいんじゃないでしょうか。
 
 
 
ちなみに僕は、これっぽっちも自殺する気はないので、近いうちに僕が死んだら間違いなく「他殺」です。
警察に依頼して犯人を探してくださいね。
 
 
「まあ、とりあえずダラダラ生きてみよっかな〜」という人は、僕のTwitter(@shin_taron)でも見て、お互いに生存確認しながらダラダラ生きていきましょうや。
 
 


 
上のツイートの補足ですが、「古本の値段が高い=手放す人が少ない=家の本棚に保管している人が多い」ということでしょう。
 
 
なぜ本棚に保管するのか?
 
 
そりゃあ、いつか自殺を決意した時に、自殺方法を参照するためでしょうね……。