この前、TOEICを受けてきました。海外移住するには英語力は必須。ということで最近、英語の勉強に力をいれている僕です。
TOEICは二つのセクションに分かれています。
「リスニングセクション」と「リーディングセクション」です。
つまり、英語を「聞く」テストと「読む」テストに分かれているわけです。
配点はどちらも同じ495点で、合計990点満点です。
つまり、TOEICテストでは、リスニングもリーディングも等価に扱われているということです。
でもこれってちょっとおかしい気がするのよね。
その理由を書いていきます。
タップできるもくじ
1.実際の英会話ではリーディングよりリスニングが大事
僕は昔、バックパッカーをやってました(といっても数週間だけですが)。なので、海外で英語を使って暮らしてたことがあります。
その経験から言わせてもらうと、生の英会話ではリーディングよりリスニングの方が大事だということ。
実際の英会話で英文をリーディングする能力が求められることって、そんなになかったんですよね。
そりゃそうですよね。
筆談でもしない限り、実際の英会話ではリスニングが命です。
なので、TOEICのリスニングとリーディングの配点が全く同じなのは、なんか変だなと思うわけです。
TOEICの目的
英語を母語としない者を対象とした、英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験
Wikipediaより
これがTOEICの目的だそうです。
英語が母語でない人たちが、ネイティブの人たちとコミュニケーションがとれる力を測る試験ということですね。
TOEICというのはつまり、非英語圏の人たちの受験を想定しているわけですね。
2.リーディングは重要じゃないの?
もちろんそんなことはありません。
看板に書いてある英文を読んだり、英語の入国カードを読むということはありますが、そんなに難しい英文はないし、要所要所のポイントさえ落ち着いて読めれば何とかなります。
これはTOEICを受験したことがある人なら分かるはずですが、リーディングセクションは、とにかくスピードが命です。
75分が制限時間なんですが、それだけの時間で読むにはどう考えても多すぎる量の英文を読まなくてはいけません。
TOEICはどうも英文を高速で読む能力を求めているらしい。
でも、実際の英会話で速読なんてそこまで役に立つだろうか?
いや、もちろん速読ができるにこしたことはないし、海外で長く暮らすとなると役所の細かい英語の書類や、請求書、保険の約款などを読まなくてはならないのだから、速読は絶対に必要な能力であることは間違いない。
TOEICもたぶん、そこまで考えた上で明らかに多すぎる量の英文を読ませているのでしょう。
でも、英語を学ぶ優先順位としては、大量の英文を速読するのは後回しでいいと思うんですよね。
3.初心者はリスニングを優先すべき
つまり僕が言いたいのは━━
実際に英会話ができるようになりたい人は、まずはリーディングよりもリスニングを優先すべきだということ。
まず第一に相手の言っていることを聞き取る力が重要です。
コミュニケーションは全てそこから始まります。
僕の経験則から言うと、リーディング能力は英会話には直結はしません。
だから英語初心者がTOEICを受験する場合は、まずリスニングに力を入れるべきだと思う。
就職や留学などの理由で、どうしても点数が一定以上欲しい場合はもちろんリーディングの勉強もしないといけないけどね……。
4.日本の大学受験は英会話を想定していない
そもそも日本の大学受験なんておかしいよね。
リスニングどころか、リーディング能力ばっかり重視してるし。
しかも読まされる英文は日常生活とはかけ離れた小難しい論文ばかりだし。
そりゃ日本人は英会話できるようにならないよね
僕も大量の英文ばかりを読む大学受験をやりきっていざ大学生になって、外人に英語で道を聞かれてもぜんぜん答えられなかったなあ、そういえば。
うん。やはりリーディング能力は、英会話に直結はしませんね。
まとめ
いかがでしょうか?
英語を勉強する上でTOEICは避けて通れない登竜門です。
一生日本にいる予定のあなたも、今後日本がどうなるか分かりませんし、もしかしたら国外脱出を余儀なくされる可能性もあります。
もはや、英語が世界の共通語という勢力図は未来永劫変わらないでしょう。
英語を習得するだけで、何十億人もの人たちとのコミュニケーションの道が開けるんだから、英語は現在最もコスパの良い言語と言えるのでは?
と、偉そうに言いましたが、僕も英語勉強の真っ最中です。
まだまだ英語習得への道は長いですが、あなたも僕と一緒にがんばってみませんか?
この記事が、少しでもあなたの+αになれば幸いです。
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