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こわい…【書評】雨穴『変な家』|これは間取り図ホラーだ

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こんにちは、タロンです。
 
 
 
こんな本を読みました。
 

 
『変な家』というタイトルの変な本なんですが、めちゃくちゃ怖かった。
かなり良質なホラー小説だったので、ぜひみなさんにも読んでほしい。
 
 
ネタバレしない程度に、本書のおもしろさを紹介しますね。
 

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1.間取り図を読み解いていくじわじわホラー

本書には、架空の「間取り図」がたくさん出てきます。
 
 
たとえば、これ。▼
 

 

 
パッと見ただけでは、この間取り図の異常性がわからないかもしれませんが、よーく見てください。
 
 
この間取り図のおかしなポイントが、浮かび上がってきませんか?
たとえば、以下の3つ。
 

①1Fの謎の空間がある

②2Fの子供部屋が二重扉になっている

③2Fの子供部屋に窓が一つもない


 

1Fの謎の空間。収納スペースにしようとして、後からふさいだのか?


 

子供部屋はさらに不可解。謎の二重扉があるし、窓がひとつもない。まるで独房。

 
子供部屋はふつう、日の光を取り入れるために窓がついているものですが、この家の子供部屋は窓が一つもありません。
まるで外から子供を見られたくないかのように……。
 
 
しかもわざわざ子供部屋の入り口を二重扉にしているところを見ると、子供を閉じ込めたいとしか思えません。
 
 
この「変な家」には、いったいどんな家族が住んでいたんだ……?
 
 
──とまあ、こんな感じで推理が進んでいくのですが、「間取り図ホラー」という新しいホラーのジャンルを開拓するほどの高レベルなストーリーで、とにかく怖かった。
 

ここまで怖かった読書体験は久しぶりでした。

 
本書の後半では、「変な家」の謎が解き明かされていきますので、ぜひ読んでほしいです。
絶対に読んで後悔はしませんよ。
 

2.あの小説と似てるな

さて、この『変な家』というホラー本は、家の「間取り図」を見ながら、おかしなところがないかを探していくのが最大の読みどころです。
 
 
実は、これと似たタイプの推理小説があるんですよ。
 
 
それが綾辻行人の「館シリーズ」です。▼
 

 
『十角館の殺人』がいちばん有名なのですが、この「館シリーズ」も間取り図を見ながら、推理していくタイプの小説なのです。
 

たとえばこれは『暗黒館の殺人』に登場する館の間取り図。


 
間取り図を見ながら、登場人物のアリバイを確認したり、「実はここに隠された通路があるのでないか?」と推理していくのが醍醐味で、僕はこれが大好きなんです。
 
『変な家』を楽しめる人は、「館シリーズ」も楽しめるはずなのでおすすめ。

 
「館シリーズ」についてはこの記事でまとめていますので、ぜひどうぞ。▼
あわせて読みたい

 
ぜひあなたも、間取り図を見ながら推理してみてください。
 
 
「間取り図ホラー」というまったく新ジャンルの怖さ、ぜひ体験してみてください。
 
 
以上! タロン(@shin_taron)でした。   最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
 


 

 

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