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【書評】2021年1月発売のおすすめビジネス書3冊


 
こんにちは、タロンです。
 
 
今年もやっていきますよ、ビジネス書を3冊おすすめしていくシリーズ。
 
 
「月に3冊読むくらい楽勝でしょ」と思っていましたが、感想をしっかり書くとなると、精読するのが思った以上に大変です。
 
 
月に何冊も分厚い専門書を精読している研究者の方には、改めて頭が下がる思いです。
 
 
では、今月もいきましょう。
 

2021年1月発売のおすすめビジネス書3冊

 

①2040年の未来予測

 
コロナによる緊急事態宣言の影響か、最近は「未来予測本」がはやっています。
 
 
日本では定着するとは思えなかったテレワークが当たり前のように推進されたこともありましたし、政府の金のバラマキにより、株価も大きく変動しました。
 
 
この動きを見て、アフターコロナを予測する本が売れているのでしょうか。
 
 
本書の結論は、非常にシンプルです。
 

日本国の先行きは暗いけど、個人が幸福になることはできる。
 
━━つまり、国を変えることは難しいけど、個人(あなた)がきちんと将来設計をすれば、幸福になることはできるということです。
 
 
「国ではなくて、自分を変えよう」という思考は、社会を変革することに興味のない若者(僕もですけど)にぴったりじゃないでしょうか。
 
 
変化が当たり前の時代では、もはや国も会社も頼りにはなりません。
 
 
フットワークが軽く、すぐに変わることのできる個人こそが、これからの時代の中心になるのです。
 

 

②買い物ゼロ秒時代の未来地図 2025年、人は「買い物」をしなくなる

 
本書で最も衝撃的だったデータはこれです。
 

2019年の百貨店の売上高は、2007年に比べて約2兆円下がっている

 
━━コロナウイルスによる緊急事態宣言の前の時点で、これほど売り上げが下がっているわけですから、今はもっと下がっていると考えていいでしょう。
 
 
今や、店舗にまでわざわざ行って、店員のおすすめや説明を聞いて商品を買う人は少数派かもしれません。
 
 
特に日用品(買うものがほぼ決まっているもの)は、Amazonや楽天などのECサイトで買う人がほとんどでしょう。
 
 
もちろん、新しくパソコン、タブレット、イヤホンなどの高級家電を買う場合は、ネットの情報だけでなく、生身の人間の説明も聞きたいでしょうから、まだまだ実店舗がなくなるとは思えませんけどね。
 
 
 
本書では、これから先、生き残る実店舗の必須条件として、

「体験」を提供してくれる
 
━━という点を重視しています。
 
 

体験型の店舗でわかりやすいのはNikeだ。Nikeの店舗は、体験を重視しており、ものを売るだけの場所ではなくなっている。
 
そこに行けばスニーカーが美術品のように展示されており、オーダーメイドでスニーカーが作れる店舗もある。
 
消費者にとってものを買うのはネットで十分。それ以外の体験ができるからこそ、その店に行く理由がある

 
これからの実店舗では、ネットではありえないリアルな「体験」を提供しないと、生き残っていけないのです。
 
 
商品が機械的に並べられ、無表情な店員がレジでバーコードを通すだけの無機質な実店舗は、「お店」ではなく、ただの「倉庫」と化していくかもしれません。
 

③命がけの証言

 
日本人の中国に対する態度は、おおよそ2通りあります。
 

・中国は民主主義が根づかない国。日本に帰化した工作員が、山ほど日本に流れている。今すぐに消えてほしい国。
 
・中国は特殊な国だけど、膨大な人口からなる巨大なマーケットがあるのだから、ビジネスパートナーとしてうまく付き合うべきだ。
 
━━僕の周囲では、だいたいこの2パターンに意見が分かれます。
 
 
前者の意見はナショナリズム(愛国者的)、後者は功利主義(ビジネスマン的)だということになりますが、どっちが正しいのかはわかりません。
 
 
ただし、その他大多数の日本人は、中国に対して「見て見ぬフリ」をしています。
(こういう人のほうが多数派かもしれません)
 
 
本書は、中国のウイグル自治区への暴虐を批判するのと同時に、日本人の中国への無関心も批判しています。
 
 
中国の暴虐が本当だとすれば、それをなぜ日本のメディアは積極的に報じないのか。
 
 
「全ては中国人のしわざなんだ」と早合点するのは、危険な陰謀論を信じることになってしまうので、それは良くないと思いますけどね……。
 
 
とにかく、まずは「中国を知る」ことから始めるのがいいことは間違いありません。
 
 
最近、僕が読んだ中国入門書でいちばんおもしろかったのは、『言ってはいけない中国の真実』です。▼
 

 
この本では、つまるところ中国のいちばん特殊なポイントは、良くも悪くも、

人口があまりにも多すぎることだ。
 
━━という結論です。
 
 
中国に民主主義が浸透しないのも、中国共産党の一党独裁が続くのも、中国人が平気で他人を出し抜く(ように見える)のも、すべては人口が多すぎることに原因があるのです。
 
 
中国の知識ゼロでも、クリアに理解できるのでおすすめです。
 


 

いちばんおもしろかったのは?

今月、いちばんおもしろかったのは、清水ともみ 『命がけの証言』です。
 

 
マンガではありますが、中国により新疆ウイグル自治区への暴虐を知るには、最適な入門書だと思えました。
 
 
もちろん、中国には中国の歴史事情があるので、それを無視して中国を批判するだけではいけません。
 
 
改めて中国を学び直したいと奮起させてくれる良書でした。
 
 
 
以上! タロン(@shin_taron)でした。
 
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!