こんにちは、タロン(@shin_taron)です。
前回の記事に引き続き、2020年9月発売のおすすめビジネス書3冊を紹介します。
今回は、老化に対する考え方が一変する本がおもしろかったですよ。
1.2020年9月発売のおすすめビジネス書3選
①武漢日記
コロナウイルスによりロックダウン中の武漢。
その武漢の中で中国人の著者が2020年1月〜3月にブログに記した日記がもとになっている本です。
コロナウイルスの第一号患者発生地とされる武漢での日記は、緊迫感があふれています。
著者は中国の検閲をなくし、言論の自由が保証されることを望んでいます。
21世期の歴史に刻まれるであろう、コロナ・パンデミックの患者0号が発生した地の日記なんて、おもしろくないわけない。
『武漢日記』は小説ではありませんが、カミュの『ペスト』よりも楽しく読めました。
方方『武漢日記』
中国当局による削除にめげず、消されては書き、消されては書きまくった都市封鎖下の武漢での日記。コロナ患者0号が発生した武漢。鬼気迫る文章…… pic.twitter.com/91TVZZ4OnE
— タロン@本読み (@shin_taron) September 29, 2020
②ライフスパン
「不老不死」なんていうと、うさんくさい健康本かと思いますが、そうではありません。
「老いては子に従え」「年寄りの冷や水」など、老いることを前提にしたことわざはたくさんありますが、これからは、
どうも、サーチュイン遺伝子(長生き遺伝子)というものが大事だそうで、こいつを鍛えてやれば、老化が防げるらしいです。
・軽いジョギング
・一日二食
この本、かなり衝撃的で、ブログでもYouTubeでも書評動画があふれ出しています。
乗り遅れるな! 不老不死のビッグウェーブに!
『ライフスパン 老いなき世界』
不老不死が夢ではなく現実に迫ってきているのかな。老化が治療できるのなら、何とか僕が若いうちに実現してほしい!というのは個人のエゴかな……。 pic.twitter.com/7TYhOAM0uu
— タロン@本読み (@shin_taron) October 3, 2020
③世界で最も危険な男
トランプ大統領の姪による暴露本です。
トランプ大統領は、父から「強い男であれ」というスパルタ教育を受けたそうで、それが現在のエキセントリックな性格につながっているとのこと。
いつものように弟をいじめていたトランプが、頭にマッシュポテトをぶっかけられた事件はふつうにおもしろい。
今はアメリカでベストセラーですが、大統領選が終われば忘れられる本なんじゃないかな。
大統領選を前にトランプの支持率を下げようと狙ってこの本が出版されたのかもしれませんが、たぶんこれくらいの暴露本ではトランプ支持者はびくともしない気がします。
ところで、本書のエピグラフに掲げられた本が、この本の言いたいことを全て言っていますね。
ユゴーの『レ・ミゼラブル』からの引用です。
今アメリカでベストセラーのトランプ暴露本『世界で最も危険な男』のエピグラフに、『レ・ミゼラブル』からの引用が。
古典から引用すると、それだけで名著の雰囲気が漂うというね。 pic.twitter.com/UH3F137ug6
— タロン@英米文学 (@shin_taron) October 17, 2020
2.一番おもしろかった一冊は?
今回は、文句なしに『ライフスパン』がおもしろかったです。ダントツで。
「不老不死」が話題になると、僕はいつも「僕が若いうちに不老不死が実現しろ」って思っちゃいますね……笑
中年の状態で不老不死になっても、ちょっと残念な感じあるもんね。
なにはともあれ、この本、SFみたいで夢があっておもしろいです。
以上! タロン(@shin_taron)でした。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!