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2020年7月発売のおすすめビジネス書3選

ビジネス書 おすすめ 2020
 
前回に引き続き、今回も2020年7月に発売された新刊ホヤホヤのビジネス書を3冊紹介します。
 

 
タイトルに「コロナ」が入っている本はありませんが、どの本もコロナ・ショックの影響で書かれていますね。
 
では、紹介していきます!

2020年7月発売のおすすめビジネス書3選

①尾原和啓『あえて数字からおりる働き方 個人がつながる時代の生存戦略』

 
トヨタの社長が、

「終身雇用を続けるのは難しい」

──と発言したことが注目されていました。

 
企業が最後まで面倒を見てくれない時代で、僕たちはどうすればいいのでしょうか?
 
本書でおすすめされているキーワードは、信頼です。
 
 
これからの時代における働き方で大事なのは、「あなたは誰かの信頼を得られる人間かどうか」だそうです。
 
ただ役に立つだけのAIや海外の格安サービスに、あなたが勝つには信頼しかありません。
 
 
信頼を積み上げるには、才能や学力、スキルは不要です。
 
相手を裏切らない誠実さと、努力さえあればいい。
 
 

単に学歴や肩書きで評価される時代は、いつの間にか終わってしまったようですね……。
 
 
 
ちなみに、本書でもう一つおもしろかったのは、錯覚資産というキーワードです。
 
メモ
錯覚資産=自分の実力以上に自分を高く、価値があるもの見せてしまう資産のことです。
 
学歴や肩書き、Twitterのフォロワー数なんかも、これにあたりますね。
 
これからの時代、錯覚資産はあくまでチャンスの量を増やしてくれるものに過ぎません。
 
たとえチャンスが増えても、あなたと一緒に仕事がしたいと思ってもらえなければ次にはつながらない。
 
やはり、一緒に仕事をしたいと思わせる信頼が大事だということですね!
 
ちょっと、本書の趣旨とはちがうのかもしれませんが、ノースキルの僕も安心できるような本でした。笑
 
 
働き方に迷うあなたに、ひとつの地図をくれる本です。おすすめですよ。

②藤井保文『アフターデジタル2 UXと自由』

コロナのせいで、「アフターデジタル」の時代が急速に近づいてきました。
 
しかし、いまだに「リアルが中心で、デジタルが付加価値だ」というビフォーデジタル的な考え方をする人が多いのです。
 
 
本書によると、

人々は、「今はオンライン」「今はオフライン」という区別を意識せず、一番便利なものを選ぶというアフターデジタル時代がやってくる。
──と書かれています。
 
アフターデジタル時代を、図で表すとこんな感じです。▼
 

 
リアルとデジタルが、もはや区別されなくなるということですね。
 
正直、僕も「今はリアルで体を動かして働いている」・「今はオンラインで動画を見ている」と、きっちり区別してますが、この感覚もそろそろ古くなるのかもしれません。
 
 
他にも世界一のデジタル先進国である、中国の事例がたくさん出てきます。
 
どう考えても、
日本は中国にくらべて、デジタル的にかなり遅れています。
(いまだに現金決済が残ってますからね……日本は)
 
しかし、著者は、中国をそのまま見習えと言っているわけではありません。
 
やはり、中国は怖い監視国家ですし、日本は中国と同じようになってはいけないはずです。
 
 
ただ、中国のデジタル技術のいいところだけはどんどん盗んでいこうぜ、ってことです。
 
 
今は、GoogleもFacebookも中国に一目置いてます。
世界一のデジタル先進国が日本のすぐ隣にあるのだから、無関心はもったいないですね。
 
最新のデジタル事情に興味のある人は、まちがいなく楽しめる本です。
 
僕も今まで中国のことには無知だったのですが、この本のおかげで急に興味がわいてきました。

③ラナ・フォルーハー『邪悪に堕ちたGAFA ビッグテックは素晴らしい理念と私たちを裏切った』

 
世界を支配するGAFAを、徹底的に批判した本です。
 
かなーり批判してますよ。読んでて気持ちいいくらいです。

メモ
GAFAとは、
✅Google
✅Apple
✅Facebook
✅Amazon
──の4社のことです。
 
ただし、GAFAという言葉は日本国内のメディアでしか使われないそうです。
 
この本の結論は、明快です。
結論
GAFAに規制をかけない限り、民主主義と個人の自由が危険にさらされることになる。
 
私たちユーザーから収集される情報に対して、税金をかけるなどの対策が必要ではないか。
 
結論がきっちり出ているので、読みやすかったです。
 
 
GAFAは、アメリカ政府からの規制もゆるく、税金的にも優遇されているそうです。
 
明らかにグレーゾーンのこともやっているのに、なぜつぶされないのでしょうか?
 
理由はかんたんです。
 
GAFAは、
「つぶすには大きすぎるから」です。
 
市場で大きくなればなるほど、会社はつぶれにくくなります。
 
私たちユーザーもGoogle以外の検索サービスなんて、ほとんど使わないし、調べようとも思わないですよね。
 
ネットの世界は、
「勝者総取り」なのです。
 
強いものが一人勝ちする。それ以外の企業は知られもしない。
 
ネットの残酷な法則ですよね……。

 
 
ほかにも、

✅Googleが中国の監視体制に協力するのはなぜか?
 
✅AppleはなぜFBIからの情報開示請求を拒否するのか?
 
──などについても触れられている、GAFAの悪事を書いた暴露本です。
 
 
GAFAのサービスを使っていない人なんて、ほぼいないと思うので、あなたも自分ごととして読めますよ。
 
スマホやYouTubeを使ったことのある人は、もうGAFAの世界に取りこまれていますからね……。

 

いちばん気に入った一冊は?

僕は、『アフターデジタル2 UXと自由』がいちばん気に入りました。

 
実は、この本の前作も読んだのですが、「中国のジーマクレジットが中国人の性格を良くした」という事例に、マジでびっくりしました。▼
ジーマクレジットが中国人をいい人にした『アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る』感想  
キャッシュレス決済移行さえなかなか進まない日本は大丈夫か? って心配になりました。
 
 
事例として中国のことばかり出てきますが、それだけ中国がデジタル先進国だってことですね。
 
僕は、デジタル先進国といえば、「やっぱ最強のアメリカでしょ」と思ってましたが、意外とそうでもないのですね……。

 
 
最新のデジタル事情に興味のある人、必読です。
 
 
以上! 最後までお付き合いありがとうございました!