前回に引き続き、今回は2020年6月に発売された新刊ビジネス書を3冊紹介します。
やはりコロナウイルスの影響は大きく、今月もアフターコロナ系の本ばかりです。
(僕は勝手に「アフコロ本」と呼んでいます)
ビジネス書は時事的な話題がすぐに反映されるので、小説などを読むよりもリアルタイムを追える楽しさがありますね!
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2020年6月発売のおすすめビジネス書3選
では、おすすめの3冊をそれぞれ紹介していきます。
①アフターコロナ 見えてきた7つのメガトレンド
まずはこの本。
コロナウイルスの特集雑誌みたいな本です。
写真が多めなので活字だけを読むのがしんどい人でもOK。
この本、なにがいいかというと、
本書の後半には各界の有名人のインタビューがのっているのですが、僕はそれを読んで、
同じコロナウイルスでも、見方が正反対に分かれていたりして、正直誰を信じていいのかわかりません。
ちなみに、表紙に書かれている「7つのメガトレンド」とは、以下の通りです。
・ヒューマントレーサビリティー
・ニューリアリティー
・職住融合
・コンタクトレステック
・デジタルレンディング
・フルーガルイノベーション
僕は、見事に一つも聞いたことない言葉ばかりでした。
(ぱっと見、意味不明な横文字ばっかですね……)
みなさんはどうでしたか?
アフターコロナの世界では、これら7つのメガトレンドが重要になるそうです。
知らなかった人は、本書にすべて解説がのっているので、ぜひ!
『アフターコロナ』の第一章の扉絵がいい。
もうこれ、アイアムレジェンドの世界やん。 pic.twitter.com/U9q8aph7ZY
— つづるん (@tsuzuru_N) July 9, 2020
②働き方5.0 これからの世界をつくる仲間たちへ
若きホープ、落合陽一によるアフターコロナの働き方についての本です。
労働者にはホワイトカラーとブルーカラーの区別がありますよね。
しかし本書では、それ以外に「クリエイティブ・クラス」という新しい階層が存在すると書かれています。
世界を変えるような影響力を持つオンリーワンの人間が、クリエイティブクラスに属するというわけです。(たとえば、スティーブ・ジョブズとか)
つまり、
・ブルーカラー
・クリエイティブクラス
本書では、
魔法をかける側の人間になってみたいですけど、魔法をかけられる側の人間も別に悪くないな、と僕は思いますけどね。
だって、魔法をかけられていい夢を見れるんなら、ハッピーじゃないですか。
ちょっと本書の趣旨から外れるかもしれませんが、
あなたはどう読まれますか?
③ネットビジネス進化論
生き残る企業と消える企業は、なにがちがうのか。
この本は、今回紹介した3冊の中ではいちばん読み応えありです。分厚いですし。
本書では多くのIT系の会社を分析しています。
その守備範囲は広くて、
・Apple
・Amazon
・マイクロソフト
・エアビーアンドビー
・ウーバー
・メルカリ
お急ぎのあなたに、本書の結論をお伝えしましょう。
ネットビジネスにおいて成功するための最大の要因は、
どれほど独創的なアイデアであろうと、タイミングをまちがえるとビジネスとしては失敗します。
これは、新しいテクノロジーが登場して定着するまでの流れを示した図です。▼

これを見るとわかるように、新しいテクノロジーって期待されすぎるあまり、かならず幻滅期に入っちゃうんですね。
(たとえば5Gはこれから幻滅期に突入するはずです)
つまり、
その赤字に耐えられずにつぶれてしまったネットビジネスが過去にたくさんあったようです。
ネットビジネスで成功するには、
・ピーク期にアクセルを踏みこみすぎないこと。
ま、結論だけ知っても不満だと思うので、ぜひこの本、読んでみてください!
いちばん気に入った一冊は?
今回紹介した3冊のなかで、僕がいちばん気に入ったのは、『ネットビジネス進化論』です。
これはネットビジネスに関わる人なら、必読の書ですよ。
流行り廃りのはげしいネットビジネス界においても、この本の内容は古びないのではないでしょうか。
現代で生き残るIT企業と、死に絶えるIT企業。
そのちがいを知りたい人には、ぜひおすすめします。
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!