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【書評】2020年12月発売のおすすめビジネス書3冊

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こんにちは、タロンです。
 
 
今回も、2020年12月発売のおすすめビジネス書3冊を紹介していきます。
 
 
もう今年も終わりですね。来年もマイペースにこのビジネス書シリーズを続けていきたいと思います。
 

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2020年12月発売のおすすめビジネス書3冊

①ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

 
哲学者の東浩紀さんが、人に騙され、自分の傲慢さに気づき、会社を作って軌道に乗せるまでを描いた起業ノンフィクションです。
 
 
起業を描いたノンフィクション本なんていくらでもありますが、哲学者が会社を作る話は世界的にも珍しいのではないでしょうか。
 
 
東浩紀さんは、若くして『存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて』でかなり難しい哲学本を書いています。
 

20代半ばくらいでこんな本が書けるのは、すごいと思います。

 

 
ただし、学問的な賢さと、人の上に立って会社を動かしていく能力はまったく別。
 
 
本書の中で、東浩紀さんは連続して人にだまされますし、お金は持ち逃げされかけるし、何度も会社を潰しかけることになります。
 
 
いまだに学問的な賢さと、世間一般のタスク遂行能力をごっちゃにする人がいますが、特に東浩紀さんの専攻していた哲学は会社経営の仕事に直接活かすことはできないでしょう。
 
 
 
それでも、東浩紀さんを見ていると、「哲学とは生き方なのだ」と思います。
 
 
「哲学者の会社経営」という珍しい組み合わせを読んでみたい人は、必読です。
 


 

②ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す

 
山口周さんは初めて読みましたが、なかなか卓越した文章を書かれる方ですね。
 
 
本書では、

低成長や停滞は文明化の終了がもたらした必然的な状況。文明が終了してしまえば、文明化の推進を担っていたビジネスが停滞するのは当たり前。

━━と述べており、経済が低成長になるのは、当然の結果なのだと言っています。
 
 
僕が生まれたのは1996年ですが、生まれてこのかた、経済は不況続きです。
 
 
ですが、不況ではなく成熟だと考えれば、この低成長な経済が説明できるのではないでしょうか。
 
 

地球の資源と環境に一定のキャパシティーがある限り、すべての国はいずれどこかで成長を止めざるをえません。この「成長が止まる状況」を「文明化の完成= ゴール」として設定すれば、日本は世界で最も早くこの状況に行き着いた国だと考えることができないでしょうか。

 
 
日本は、「GDP世界2位」の座を中国に奪われましたが、それも日本が成熟しきったからだと開き直ることができるかもしれません。
 

まあ、競争心の強い人はこんな理屈では納得しないでしょうけど。

 


 

③1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書

 
王貞治、山中伸弥、羽生善治、稲盛和夫など、その道のプロたちが仕事に対する情熱を語った本です。
 
 
1日1話、合計365人分の仕事論が読めます。
 
 
桂歌丸さんの「褒める人間は敵と思え」・小林ハルさんの「よい人と歩けば祭り、悪い人と一緒は修行」などの考え方は、なかなかおもしろかった。
 
 
誰とは言いませんが、中には「一日最低十回は『日本一』と口にする」というめんどくさそうな精神論を語っている野球監督の人もいましたけどね……。
 
 
まあ、365人もいれば、必ずあなたの考えに合わない仕事論を語っている人がいるので、「こんなアホみたいな仕事論を考える人もいるんだあ……」くらいに思っておきましょう。
 

いちばん気に入った一冊は?

今回は、東浩紀『ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる』が特に気に入りました。
 

 
東浩紀さんの本は、正直言ってムズカシイ本ばかりなのですが、これは読みやすかった。
 
 
哲学に限らず、会社経営に興味のある人は読んでみると確実におもしろいですよ。
 
 
 
以上! タロン(@shin_taron)でした。
 
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
 

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