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会社に入る前に読んでおいてよかった本3選

入社 おすすめ 本 社会人
 

学生から社会人になるっていうのは、ほんと、人生でも最大の分岐点だと思います。
 
 
僕たちの世代は約40年間、定年まで働くという労働観ではありませんよね。

企業が与えてくれる仕事をこなしていれば、定年まで逃げ切れた時代はもう終わっています。
 
とはいえ、まったく社会人経験をしないで、いきなりフリーランスとして働きはじめるのもリスク大です。
 
会社に雇われる(社畜)という経験もしておくべきだと、僕は思います。
 
今回は、僕が「会社に入る前に読んでおいてよかった!」と思った本を3冊紹介します。
 
どの本も、現在会社員である僕がいつも思い出す本ばかりです。
 
これから社会人になる人、あるいは転職する人におすすめの本です。
一度、じっくり本を読んで、あなたの働きかたを考えてみるのもいいかもしれませんよ。

入社前に読んでおいてよかった本3選

では、とっておきの3冊を紹介します。

①君たちはどう生きるか

 
この小説が書かれたのは、戦争前の1930年代ですが、2017年になぜか突然ベストセラーになりました。
 

あくまで「子供向け」に書かれた児童書ですが、むしろ大人が読むべき本だと思いますね。
 
主人公のコペル君が、建物の上から道路を歩く人を見るという名シーンがあります。
 
なぜそんなシーンが名シーンかというと……。
 
このシーンでコペル君は、「他の人も自我を持って歩いているんだ」「必死に生きているのは僕だけじゃないんだ」と、初めて気づくからです。
 
コペル君は天動説ではなく、地動説を理解できたんですね。
つまり、
「自分が中心に世間が動いているわけではない」
──と気づいたわけです。
 
当たり前ですが、大事なことですよね。
 
 
会社に属すると、どうしても僕らは、
会社の利害関係の中に組み込まれてしまいます。
仕事上で会う人はすべて、「利益になるか、損になるか」という電卓的な視線で見てしまいがちになりますよね……。
 
もちろんそれは仕方ないのですが、相手にも同様に相手の利害関係があることを忘れがちになってしまいます。
 
 
「自分が中心ではないのだ」ということを、再確認させてくれる名著です。
 
 
子供向けに優しく書かれた本ですが、なんだか「おじいさんに教え諭されている」ような、ほっこりした気持ちになるのよね。
 
仕事で無味乾燥な書類ばかり読んでいる僕にとって、この本の文章は砂漠の中のオアシスです、心に染みます……。
 
この本は読ませたい本?
どうやら、この本は「読みたい本」ではなく、「読ませたい本」として売れたようです。
 
つまり、自分が読むために買うのではなく、他の人にプレゼントするために買った人が多かったようですね。
 
 
『君たちはどう生きるか』というタイトルも、人にギフトとして送るには、うってつけのタイトルですしね。

漫画版もおすすめです

『君たちはどう生きるか』には、漫画版もあって、これもおすすめです。▼

 
漫画版は原作よりもひどくなることが多いのですが、これは原作の言葉を丁寧に移し替えていてすばらしいです。
 
 
ただ……。
 
 
「ナポレオンと4人の少年」という、年上の美少女が登場して恋の予感が漂う一番面白い章があるのですが、それが漫画版では削除されているのがホントに残念。
 
ナポレオンの戦争の話も出てくるスリリングな章なのに、なぜこの章を削除してしまったのか……。
 

ここだけは、非常に残念です。
 

②LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略

 
「人生100年時代」の決定版名著です。
 
 
今までのライフステージはたった3段階でした。つまり、

「教育➡︎就職➡︎退職」
──ですね。
 
この古いライフステージでは、たった2回の移行だけで済みますが、今はそれほど単純ではなくなっています。
 
 
たとえば、
「教育➡︎ニート➡︎世界一周➡︎就職➡︎退職➡︎教育➡︎就職」
 
(大学卒業後にニート、その後世界一周、それから就職して数年で退職、大学院に入り直してまた就職)
──みたいに、いろんなステージがあっていいのです。
 
 
「人生100年時代」を生き抜くには、一見ムダに思える回り道をしたっていいじゃないですか。
 
 
人生を100年とすれば、
一生の時間は約87万時間です。
専門スキルを身につけるのに必要なのは、約1万時間とよく言われますよね。
 
 
勉強さえすれば、たくさんのスキルを身につけられることも、人生100年時代の強みです。
 
 
今の仕事を辞めて、まったく別のことにチャレンジしたってかまわないはず。
 
転職の上限年齢は30歳までみたいな風潮がありますよね。
 
でも、人生100年時代なんだから、30代でも40代でも転職がかんたんになればいいのに……。
 
僕はこの本を読んで、「好きなことを見つけよう」と決意しました。
 
人生の100年間を走りきるには、「自分の好きなことを極める」のがいちばんです。
 
 
と言っても、僕の好きなことって、本を読みまくるくらいしかないんですけどね……。

③入社1年目の教科書

 
さっき紹介した2冊とちがって、これは会社員を生き抜くためのハウツー本です。
 

明日から役に立つ本です!
 

社会人1年目で頭に入れておくべき原則が50個書かれているのですが、これがどれも納得なんですよね。

社会人の心得
・「カバン持ちはチャンスの宝庫」

・「同期とは付き合うな」

・「宴会芸は死ぬ気でやれ」

──などの原則は、最初はおかしいと思いましたが、読んでみると納得しちゃうんですよね、これが。

 
この本を読んで僕がいちばんよかったと思えたのが、メールについてです。
 

メールはまず最初に結論を書け。

──と、この本は断言しています。
 
それまでの僕は、上司にメールを送る時に「失礼があってはいけない」という気持ちが強すぎて、だらだらと長ったらしいあいさつを最初に書いていました。
 

これは、ほんとよくないビジネスメールの典型です!
 
上司は忙しいのですから、最初に結論を書いて、相手の時間を節約させるのがいちばん礼儀正しいメールなのです。

この本を読んで以降、僕は、

「今回は、ぜひ直接会って相談にのっていただきたく、メールをしております。
 
ぶしつけで恐縮ですが、以下の内容について、お時間がある時にお読みいただければ幸いです」

──こんなふうに、メールの最初に用件をズバッと書くようにしましたね。

絶対、この書き方のほうがいいです。
 
ていうか、ビジネスメールは基本、短ければ短いほどいいと思います。

 
 
ビジネスメールの書き方を教えてくれる上司もいますが、そんな親切な上司ばかりではありません。
 
自分で本で読んで勉強するのが大事だな、と改めて実感しました。
 

社会人になりたての人には、かなりのおすすめ本です!
 
明日から役に立ちますよ。

いちばん好きな一冊

今回紹介した3冊は、僕が社会人生活を送っている間、よく思い出す本ばかりです。
 
マジで、社会人になる前に読んでおいてよかった……。
 
 
この3冊の中で一番好きなのは、やはり、『君たちはどう生きるか』ですね。▼

 
子供向けに書かれていますが、かえって20代の僕の胸に刺さる文章です。
 
子供向けに書かれた文章って、子供にもわかるように書かれていますから、とにかく読みやすい。
 
 
あの頃の子供時代に戻ったつもりで、心をリセットして読んでみてはいかがでしょうか?
 
 
 
さて、最後にお聞きします。
 
 
君たちはどう生きるか?