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フェイスブック創設者を描いた映画『ソーシャル・ネットワーク』感想

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映画『ソーシャル・ネットワーク』を見ました。

昔の年功序列の日本では、歳をとらないと社会的にのし上がることが難しかったけど、今の時代はもはや年齢なんて無関係。

フェイスブック創設者のマーク・ザッカーバーグは「世界で最も若い10人の億万長者」の第1位に当時25歳の最年少でランクインしている。

年齢が制約にならない時代。
逆にいうと、年齢が上でも無能な人は絶望的だということ。

IT全盛のこの時代。
単に歳をとるだけで学ばない人は、やばいよねって話ですね。

僕も馬齢を重ねるような生き方はしたくありません。


1.オタクが勝ち組になれる時代

この映画の中では、主人公のマークはオタクとして描かれています。
社交も下手だし、女の子との話も長続きしない。
(実際のマークは典型的なオタクでもなかったみたいだけど)

ITがあまり進んでいない時代であれば、こういうオタクは成功者になれなかったかもしれない。

でも、今なら……。

オタクだからこそ、成功者になれる。

一般的にオタクの短所は、コミュニケーション能力が低いこと。

リアルの人間関係がすべてだった昔の時代であれば、引っ込み思案で押しが弱いと、それだけで出世からは遠のいたかもしれない。

だが、オタクのコミュニケーション能力の不足は、まさにこの映画のタイトルである『ソーシャル・ネットワーク』が補ってくれる。

オタクだって、ネット上なら押しが強くなれる。
むしろ、ネット上の方が大多数の友達を作ることができる。

オタク(根暗でも隠キャでもガリ勉でもなんでもいいけど、とにかくリアルの人間関係が苦手な人たち)にとって、『ソーシャル・ネットワーク』は救世主だ。

旧世界では負け組だったであろう人も、新世界では王になれる。

リアルの人間関係が苦手な人こそ、ネットの勉強をしないとね!

2.この映画ではフェイスブックは描かれていない

フェイスブックについての映画かなと思っていたら、フェイスブック創設者のマークの生い立ちや周囲のイザコザの話ばかりで、フェイスブックそれ自体の説明はまったくなし。

それでも、じゅうぶんおもしろいけどね

アメリカでは日本よりもフェイスブックが普及しているから、余計な説明を省いたのだろうか。

それとも監督を含む制作スタッフが、「若い人たちのツールであるフェイスブック」をよく理解できなかったので、省かざるを得なかったのだろうか。

もし後者の理由なら、僕ら若者の世代が『ソーシャル・ネットワーク』の実態を描かないといけない。



フェイスブックだけでなく、Twitterやインスタグラムなどのリアルな体験は、僕ら若者にしかわからないのかも。



同い年の友達が、明らかに自分よりもリア充な生活をしている投稿がタイムラインに流れてきたときに湧き上がるドス黒い感情……。
逆に、大勢の友達と自分が仲良くしている写真をタイムラインに流して、友達に対してマウンティングをとろうという打算的な感情……。

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2人しかいいねしてくれない…。 予告編より

『ソーシャル・ネットワーク』の恐ろしさは、同時代的に体験しているぼくら若者にしか分からないのではないだろうか。

この映画でフェイスブックの内容がまったく描かれていないのは、お年を召した監督たちの「フェイスブックはよーわからん……」という敗北宣言かもしれない。