Small+α すもぷら

昨日までの自分に小さな+αを足していくブログ

引きこもりが読むべき小説『嘔吐』

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引きこもりになる気持ち。わかりますよ、僕には。

引きこもりになる原因って、人間関係だと思うんです。

「ストレスの9割は人間関係からくる」といいますが、まさにその通り。

僕が思う、引きこもりになりがちな人ってこんな特徴があります。

 

⚠引きこもり的特徴⚠

・観察力が鋭い

・相手を気遣いすぎる

・自分が何かに貢献していないと、この場にいらない人間なのではないかと思い込んでしまう(被害妄想が強め)

 

引きこもり、というと他人の感情に無頓着な人たちと思われるかもしれませんが、むしろです。

観察眼が鋭すぎるせいで、相手の気持ちを推し量ってしまいすぎるのです。

相手のちょっとした視線の動きから「あ、この人、僕を嫌っているんじゃないか」みたいに邪推してしまうんですね。

引きこもりがちな人は、危機察知能力が異常に高いとも言えます。

 

でも、実は歴史に名を残している人って、その多くが引きこもり的特徴を備えています。作家でいうと、ドストエフスキーとか夏目漱石とか芥川龍之介とかね。

別に珍しいことじゃないんですよ、引きこもりって。

人間観察力がないと、そもそも小説なんか書けないしね。

 

過去に引きこもりだったことがある、もしくは現在進行形で引きこもっている人には、この小説を読んでほしい。

そして、少し安心してほしい。

今日の+αは、引きこもり小説です。

1.サルトル『嘔吐』

 

 

サルトルが、1938年に書いた小説。

第二次大戦よりも前の小説なのに、今も読まれ続けているなんてすごい

一言あらすじ

無職の30歳男が、フランスの港町で悩みながら生き、何度も吐き気に襲われる話。

無職の中年男が主人公

哲学的小説なので難しいと思われがちですが、物語は簡単。

30歳男が港町をうろついているだけの話ですから。

殺人事件が起こるわけでもありません。

この男がまた悲惨なんです。

ぜんぜん定職につこうとせず「もう少し自分探しをしているうちに、やりたいことが見つかるはずだ」と逃げ続けていたら、いつの間にか30歳になっていたという男。

 

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2.何度も吐き気に襲われる

男は何度も吐き気に襲われます。この吐き気の正体は何なのか? 

これが超重要な伏線になってきます。

引きこもりがちなこの男が、外に出ると何度も吐き気が起こります。

腹の底から盛り上がってくるような、グググっとした吐き気が。

その正体はラストで明かされます。

 

男が吐き気の正体に気づくシーンは、小説界だけでなく哲学界でも超有名なシーンです。 

その後、男は救済?されて、自分のすべきことを見つけます。

目的のない引きこもり生活がめでたく終わるところで、この小説は幕を閉じます。

ずるいあなたへ+α

ルール違反かもしれませんが、そのシーンだけを読むのもアリです。 そのシーンは、212ページくらいにありますので。書店で見かけたらぜひ立ち読みしてください。

3.ジャズ音楽は引きこもりの治療薬

小説の途中でとあるジャズ音楽が登場します。

この音楽を聞いた男は、世界がまだ希望に満ちていることに気づき、無目的な引きこもり生活から救済されます。

 

そのジャズ音楽がこちら。

https://www.youtube.com/watch?v=ijmpTlN3HRI

 

古い曲ですが、なぜこのジャズ音楽のおかげで引きこもり男が救済されたのか?

ぜひ、小説を読んで考えてみてください。

4.『嘔吐』が最近、若者の間で人気?

最近『嘔吐』が若者の間で人気が出ているそうです。

特に、最近はインターネットの負の影響を受けて、リアルの対人関係が苦手な若者が多いですよね(僕も含めて)。

そういう人たちによく読まれているそうです。

「あ、この30歳の男主人公は俺のことだ!」みたいに、共感する人が多いのかも。

 

まとめ

今日は引きこもりの古典小説を紹介しましたが、いかがでしたか?

第二次大戦前の時代に書かれた小説ですが、人間の悩みなんて、いつの時代もそう変化のないものですね。

引きこもりだって君だけの問題じゃない。

安心していいんですよ。