Small+α すもぷら

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村上春樹『風の歌を聴け』は2度の衝撃を体験できる傑作

村上春樹 風の歌を聴け 英語

wikipediaより

ノーベル文学賞に最も近い日本人と言われる村上春樹。

彼のデビュー作は『風の歌を聴け』でした。

 

 

とてもバタ臭い小説で、日本人が書いたとは思えないアメリカ的な文章だったため、当時は賛否両論が渦巻いたそうです。

僕が最初に読んだ村上春樹作品は『ノルウェイの森』だったのですが、その作品はあまり好きになれませんでした。

でも、『風の歌を聴け』を読んだときには、2度の衝撃を受けてしまいました。

 

1度目の衝撃

1度目の衝撃は、村上春樹の書く日本語の透明さです。

それまでの僕は三島由紀夫とか川端康成などの、いわば純日本風の作家ばかり読んでいたのですが、村上春樹の異質さにびっくりしました。

キザというか、実際に言葉に出して言ったら恥ずかしいような言葉が自然に描かれてるんですよね。

まったく新しい日本語の形を教えられた気がします。

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これはマジで言いますが、

日本文学は大きく分けて村上春樹以前と村上春樹以後に分かれます。

村上春樹の登場によって日本文学は大変貌を遂げました。

 

日本文学という母体に陣痛をもたらしたのが村上春樹なのです。

この先、日本文学から何が産まれてくるのかは分かりませんが。

2度目の衝撃

村上春樹のすごいところはこれだけではありません。

僕は英語を勉強中なので、試しに『風の歌を聴け』の英訳版を読んでみたんです。

 

英訳が超読みやすい!

英語の勉強にあまり関心がない人には伝わりにくいかもですが、

村上春樹の英訳版は、恐ろしいほど読みやすいです!

英語勉強中の人はおすすめ!

そもそも村上春樹の文章って、ぜんぜん難しい言葉を使ってないんですよね。

なので日本語を読んだ後に、英訳版を読むと「へえー。英語ではこんな風に翻訳されるんだ」と新鮮に思いました。

 

試しに『風の歌を聴け』の冒頭の有名な文章を見てみましょう。

「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」

 

これが村上春樹が作家として初めて書いた文章ってすごくないですか??

かっこよすぎる……。

 

この文章の英訳がこちら。

There's no such thing as perfect writing. Just like there's no such thing as perfect despair.

 

皆さんに理解してもらえるかわかりませんが、

思わず声に出して発音したくなるようなキレイな英訳ですよね!

 

マジで読者の人に伝わってないと思う……

ぜひ読んで!

小説って読んですぐ明日に役に立つようなものではないけれど、

純粋に楽しいのでぜひ読んでほしい。

「小説は時間のムダだ」なんて言う人もいるけれど、宇宙規模から見れば人間の人生なんてそもそもムダなものなんですから。

小説をゆっくり読む時間があってもいいじゃないか!

名文集は⬇︎⬇︎⬇︎

 

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