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夏目漱石を知るためのおすすめ本3選

今回は、夏目漱石について知りたい人へのおすすめ本3冊を紹介します。

ぶっちゃけ、夏目漱石の小説を読まなくても、なんとなく分かった気になるので、小説を読むのがめんどくさい人にもおすすめです。

夏目漱石を知るためのおすすめ本3選

では、紹介していきます。

孫が読む漱石

著者は夏目房之介(ふさのすけ)。

まさか……。とお思いのあなた、正解です。彼は、夏目漱石の孫です。

夏目漱石の孫であることを嫌い、それに反発し続けてきた著者が、正面から祖父の作品に向かい合い、解説している名著です。

夏目漱石の主要な作品全てを解説しているので、これ一冊あれば、夏目漱石の作品は立派に語れるレベル。

夏目漱石の孫であることの苦労も、ところどころに書かれてあるので、おもしろい。

夏目漱石の解説本は、これがおすすめです!

姜尚中と読む夏目漱石

姜尚中は、日本の有名な政治学者ですが、本書では夏目漱石についてジュニア向けに解説しています。

夏目漱石の主要作品について、鋭い解説と分析が読めます。

いちばんおもしろかったのが、『吾輩は猫である』の「あのシーン」の解釈。

『吾輩は猫である』には、首懸(くびかけ)の松のエピソードが出てきます。

この松の下に来ると、首を吊るしたくなるというキケンな松です。

登場人物がこの松の木を通りかかった時に、「あ、俺も首をつるしたい」と思うのですが、用事があるのでとりあえずそれを済ませに行く。

そして松の木に帰ってくると、だれか別の人が一足違いで松の木に首を吊るしていた……。

こんな不気味なシーンが、『吾輩は猫である』にあったんですねえ。ぜんぜん知りませんでした。

著者いわく、これは夏目漱石の自殺願望の投影だそうで、イギリス留学で死にたくなるほど嫌な体験をしてきたことが原因ではないかと解説しています。

小説の解説というのは、おもしろいもんです。

夏目金之助ロンドンに狂せり

夏目漱石が「最も不愉快な二年なり」と断言した、イギリス留学について細かく書かれた本です。

夏目漱石は日本人として正式な留学生第一号みたいなもんです。

ただ、イギリスと日本のギャップに耐えきれず、夏目漱石は完全に壊れます。

今でいう、うつ病、ノイローゼ。夏目漱石がイギリス留学中に残した手紙や日記は、ほとんどぜんぶ病んでいます。

期待とのギャップ、言語の隔たり、肌の色の違い、体格の差、まるでわからないイギリス流の礼儀……。

今では留学生は珍しくないですけど、彼らは多かれ少なかれ夏目漱石と同じような悩みを持っていると思いますね。

留学を考えている人は、ぜひ、正式な留学生第一号である夏目漱石の悩みを読んでほしいです。

少々分厚い本ですが、かなりおもしろいので、ぜひ。